川崎の“急造左SB”瀬川祐輔「ゴール以外は納得いっていない」 指揮官は評価「期待以上のものがあった」

川崎の瀬川祐輔【写真:Getty Images】
川崎の瀬川祐輔【写真:Getty Images】

登里不在で左SBに瀬川が抜擢

 川崎フロンターレは10月20日のJ1リーグ第30節でアビスパ福岡に4-2で勝利した。この試合、キックオフまで川崎の布陣は読めなかった。というのも、左サイドバック(SB)のDF登里享平が不在であり、代役が誰になるかわからなかったからだ。キックオフされると、MF瀬川祐輔がそのポジションに入っていた。

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「柏時代の2019年に右SBで出たことはありましたけど、左は初めて。右もJ2で6試合くらいやりましたが、左の方が難しい。右(足)で持てる良さもありますが、左足で扱うのが難しいから慣れは必要かなと感じました」という急造左SBだったが、いきなり大仕事をする。前半20分、MF橘田健人のミドルシュートをGKが弾いたところ、エリア内まで上がっていた瀬川が1タッチシュートを放つ。「健人は練習でもああいうシュートを打っているので、何かあるかなと思って準備をしていました」と、高い位置にいた理由を説明する。

 シュートを打つ瞬間には、「『ワンタッチでファーに流し込むしかないかな、たぶん入らないだろうな』と思いながら打ちました」と言うが、打った瀬川も予想していなかったコースを通り、シュートはゴールに決まった。「うまく股を通ったんでよかったです」と、振り返った。

 先制ゴールを挙げたものの、守備面では対面するFW紺野和也の対応に手を焼いた。福岡は9月度の月間MVPである紺野にボールを集めてくるなかで、瀬川も「クロスを上げさせないように」意識したが、何度か危ない場面も作られた。

 もっとも、鬼木達監督は守備面で苦戦することは織り込み済みだったようだ。試合後の監督会見では、練習でもほとんどやっていなかったという瀬川の左SB起用について、「ハードワークができる。そこのところで選択しました。プラスあそこのポジションを今回どう考えるか。守備をどうこうではなく、攻撃的に行くことが重要だと思っていました。その期待に応えてくれたと思いますし、時間でいったら、そんなに多くあそこで練習していないが、彼の持っている身体の強さ、頭の良さを発揮しながらやってくれた。期待以上のものがあったのかなと思います」と攻撃面を求めていたと説明し、高く評価した。

 しかし、瀬川自身の評価は低い。「自分が出ている間は(1-2で)負けているんで。ゴール以外は納得いっていないです。守備のところがもっと整理されないといけないなと。今後、やることがあった場合は、今日よりも良いパフォーマンスができたらいいなと思いますし、結果が出たこと、チームが勝てたことは良かったです」と、喜びきれていなかった。

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