「好機を無駄にした」 チュニジア完封の森保ジャパン、海外メディアが厳しい評価を下した日本人は?「常に何かが足りなかった」

チュニジア戦の日本代表【写真:徳原隆元】
チュニジア戦の日本代表【写真:徳原隆元】

10点満点の評価でチーム最低の点数に南野が挙がる

 森保一監督率いる日本代表は10月17日、国際親善試合でチュニジア代表と対戦し2-0の無失点勝利を収めた。途中出場したMF南野拓実(ASモナコ)は無得点に終わったなか、ブラジルメディアは勝利の日本代表の選手評価のなかで最低点を付けている。

 カナダ代表戦(4-1)はインサイドハーフ起用でスタメン起用された南野は、その試合後に得点機会を逃した悔しさも露わにしていた。迎えたチュニジア戦はベンチスタートとなったなか、出番が訪れたのは2点リードで迎えた後半27分だった。

 MF伊東純也(スタッド・ランス)との交代でピッチに立った南野は、トップ下にポジションを取ると、前後左右に動いてFW上田綺世(フェイエノールト)からボールを引き出すなど積極的なプレーを見せている。

 ただ、試合中に放ったシュートは枠を捉えられず。フランスで好調の片鱗は見せたが、ノーゴールで10月の代表戦を終えた。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、チュニジア戦に出場した日本代表選手を10点満点で評価。南野にはチーム最低の「5.5」の点数が与えられ、好調の代表のなかでの厳しい立場を指摘している。

「伊東純也に代わって出場し、右サイド、そして中央でプレーした。何度か攻撃に参加したが、常に何かが足りなかった。90分にはシュートを枠外に飛ばすなど、好機を無駄にした。モナコでは素晴らしいパフォーマンスを見せ、招集に値する選手だったが、代表復帰後は納得のいくプレーができなかった」

 最高点には常に攻撃の起点となり、2点目をアシストしたMF久保建英(レアル・ソシエダ)が「7.0」の評価でMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)として選出された。直近6連勝と強さを示した日本のなか、昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)以来の再招集となった南野は、個人的に悔しい思いの残る2試合となっている。

 ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」によるチュニジア戦の日本選手と森保一監督の採点は以下のとおり。

【先発出場】
鈴木彩艶   6.0
中山雄太   6.0
板倉 滉   6.5
冨安健洋   6.5
菅原由勢   6.5
遠藤 航   6.5
守田英正   6.5
伊東純也   6.5
久保建英   7.0(MOM/マン・オブ・ザ・マッチ)
旗手怜央   6.0
古橋亨梧   7.0

【途中出場】
町田浩樹   6.0
谷口彰悟   6.5
南野拓実   5.5
橋岡大樹   ※出場短いため評価なし
浅野拓磨   6.5
上田綺世   6.0

森保一監督  6.5

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