森保ジャパンは“リアル・ブルーロック”? 5戦22発の攻撃力に仏メディア注目「アジア杯は世界クラスの9番を見つける機会」

日本代表の攻撃力に注目【写真:徳原隆元】
日本代表の攻撃力に注目【写真:徳原隆元】

直近5試合で計22ゴールと攻撃が爆発

 森保一監督率いる日本代表は、10月13日に行われた国際親善試合カナダ戦を含む直近5試合で全勝、その間で計22得点とゴールラッシュを見せ、かつて課題とされた決定力不足は解消した感がある。フランスメディア「maxifoot」は、「日本:『ブルーロック・プロジェクト』が単なるフィクションではなかったとしたら?」と取り上げている。

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 昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)後、森保監督が続投した日本は、ここまで7試合を戦い、5勝1分1敗の戦績をマーク。特に直近5試合はドイツ代表に4-1で快勝するなど、計22ゴールと攻撃力が爆発している。

 フランスメディア「maxifoot」は、「日本:『ブルーロック・プロジェクト』が単なるフィクションではなかったとしたら?」と見出しを打ち、日本代表入りを目指して300人の高校生FWが競い合う人気漫画「ブルーロック」になぞらえながら、森保ジャパンを取り上げている。

「『ブルーロック』とは人気サッカー漫画で、ロシアW杯の決勝トーナメント1回戦でベルギに2-3で敗れたことをきっかけに始まったプロジェクトの物語だ。300人の候補の中から1人のストライカーを探し出すこと。このフィクションが現実になるかは誰にも分からない。しかし、日本代表の躍進は注目に値するものだ。この1年間、感動を与え続けている。森保ジャパンは世界レベルの攻撃力を誇る。好成績を残す間、森保監督は正しい組み合わせを見つけるために、同じスタメンを起用しない自由な試みを行ってきた」

 記事では、MF伊東純也ら具体的なアタッカーの名前も挙げ、分析している。

「スタッド・ランスの伊東純也と中村敬斗は、ラツィオの鎌田大地やフライブルクの堂安律に対抗すべく、ここ数か月で調子を上げてきた。ASモナコで素晴らしいスタートを切った南野拓実も先発の座を狙っている。平均以上の技術を持つこれらの選手に加え、日本は9月のリーガ・エスパニョーラ月間最優秀選手に選ばれたレアル・ソシエダの久保建英、ブライトンの火の玉アタッカー三苫薫を頼りにできる。強力な攻撃、堅い守備、そして何よりも明確な方向性を持つ日本は、近い将来、サッカー大国としての地位を確立できるのだろうか」

 日本は11月にW杯アジア2次予選が始まり、来年1月にはカタールでのアジアカップに臨む。記事では、アジアカップのほうがより見どころがあると見解を述べている。

「ワールドカップアジア2次予選はシリア、北朝鮮、ミャンマーかマカオの勝者と同居しており、問題ないだろう。日出ずる国はカタールでその強さを示すチャンスとなる。来年1月のアジアカップでは、ベトナム、イラク、インドネシアとグループリーグを戦う。日本にとっては世界クラスの9番のスター(ストライカー)を見つける機会だ。ブルーロックのように」

 森保ジャパンは頼れる得点源を確立することができるだろうか。

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