9月に「日本は次のレベルに達した」と発信した本田の言葉に韓国が注目

　森保一監督率いる日本代表は、10月17日にチュニジア代表との一戦を控える。13日にはカナダ代表も撃破（4-1）した日本の進化を、韓国メディアは日本の本田圭佑（無所属）の過去の発言を引き合いに報じている。

　昨年のカタール・ワールドカップ（W杯）でドイツ代表とスペイン代表を破り、“死の組”を突破した日本。決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表に敗れたが、この躍進は世界を驚かせた。

　そして2023年に入り、第2次森保政権が始動する。新たなチーム作りを進めつつ、9月に行われたドイツとの再戦では4-1と内容ともに圧倒するなどさらなる進化を見せた。10月13日のカナダ戦の勝利を踏まえ、直近5連勝を飾った日本について韓国メディア「mydaily」も脚光を当てた。

　記事では9月、ドイツを倒した際に代表経験のある本田が「日本は次のレベルに到達した！」とSNS上で発進した言葉を回顧。そのうえで「日本のレジェンド本田は正しかった…アジアを超え世界レベルへと近づいている」と、強さを報じている。

「日本サッカー界の生けるレジェンドである本田圭佑が9月、SNSで喜びを書き込んだ。彼は正しかった。日本サッカーは力を見せつけている」

同メディアは本田の見解が現実味を帯びてきていることに着目し「5試合で22得点5失点。攻守ともに安定感を見せ、“脱・アジア級”の力を見せつけた」と驚き報道。日本の選手層が厚さと成績の浮き沈みが少ない点を強さに挙げた。

「どんな相手と当たっても自分たちのスタイルを追求し、連勝することに意味がある。本田が言うように、本当にアジアを超えた次のレベルに到達したのかもしれない」

　日本は17日、直近で韓国に0-4と完敗したばかりのチュニジアと対戦する。6連勝を狙う日本の進化は、同じアジアの韓国でも話題となっているようだ。