“NEXT長友”へ? 日本代表の左SB定着へ…“復活”の中山雄太に英メディア脚光「ハングリー精神はさらに高まっている」

日本代表の中山雄太【写真:徳原隆元】
日本代表の中山雄太【写真:徳原隆元】

中山はアキレス腱断裂の大怪我から復活

 日本代表DF中山雄太(ハダースフィールド)は、昨年のアキレス腱断裂の大怪我から復活。10月13日のカナダ代表戦(4-1)でA代表に戻ってきた。17日に控えるチュニジア代表との一戦を前に英メディアも中山の存在に脚光を当てている。

 現在26歳の中山は、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)登録メンバー26人に名を連ねていたが、メンバー発表翌日に行われたリーグ戦19節サンダーランド戦(0-2)で右足を負傷。アキレス腱の重傷で手術を行うなど、長期離脱でW杯出場は断念する形となった。

 迎えた2023年10月の代表戦で再び招集。森保ジャパンに合流した中山は、“ゴツく”なったその体格変化でも注目を集めた。13日のカナダ戦で左サイドバックとして先発出場し、4-1の快勝に復帰後に早速貢献している。

 英地元メディア「Yorkshire Live」ではそんな中山について「日本代表として1年以上ぶりの出場を果たし、カナダ戦では4-1の勝利を収めた」と勝利への貢献を報道。また所属するクラブで「プレシーズンの準備期間中に試合に復帰した中山は、過去5試合のすべてに先発出場し、センターバック、守備的MF、左ウイングバックとさまざまなポジションでプレーしている」と、復帰後さまざまなポジションをこなす日本人へ期待を高めている。

 記事では「過去15年間、日本の先発左サイドバックか左ウイングバックのポジションは、実質的に長友佑都が独占してきた」と長年日本の左サイドバックを支えたDF長友佑都(FC東京)の名前を出しつつ「中山は、その空きを長期的に埋めたいと考えている」と、日本代表としてもポジション定着へ大きく前進したことを伝えた。

「昨年W杯のメンバー入りを逃した中山のハングリー精神はさらに高まっている」と、その原動力にも注目された中山。日本の左サイドバックのレギュラー確保へ、英国からもさらなる期待を背負う。


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