アーセナル冨安には「左ウイングをしてもらった」 指揮官が途中起用の活躍称賛「また素晴らしかった」

冨安健洋が決勝ゴールの起点に【写真:Getty Images】
冨安健洋が決勝ゴールの起点に【写真:Getty Images】

冨安は途中出場ながら決勝点の起点となる活躍を見せた

 イングランド1部アーセナルは現地時間10月8日、プレミアリーグ第8節でマンチェスター・シティとホームで対戦し、1-0で勝利した。日本代表DF冨安健洋は後半30分に途中出場し、決勝点の起点に。左ウイングも務めて前線へ裏抜けするプレーで得点を演出した姿にミケル・アルテタ監督も称賛している。

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 冨安は後半30分、MFカイ・ハフェルツ、MFトーマス・パーティとともにピッチに立つと、0-0で迎えた後半41分に貴重な働きを見せる。中盤からのトーマスのロングフィードに中央を駆け上がった冨安が頭でポストプレー。その落としをエリア内でハフェルツが受け、後方に流したボールをFWガブリエウ・マルティネッリが蹴り込んで試合の均衡を破り、このまま1-0でアーセナルが勝利を掴んだ。

 DFオレクサンドル・ジンチェンコに代わって左サイドバック(SB)として起用された冨安だったが、センターフォワードを彷彿とさせるような最前線への裏抜けとポストプレーで決勝ゴールに関与。守備のみならず、攻撃面でも貢献したプレーにアルテタ監督も言及している。英メディア「フットボール・ロンドン」は試合後の会見について報道した。

「最初は『トミ、彼らは(ジェレミー・)ドクをあそこに置いた』と伝えた。だが、ドクが逆サイドにいった。だから我々はすぐに変更した。だからトミにはGKを追いかける左ウイングをしてもらった。サブ組はまた素晴らしかった。彼らはゴールに絡んだが、チームに非常に高いフィジカルとエネルギーとクオリティーをもたらした」

 冨安のマルチなプレーが決勝点を生み出し、アルテタ体制では初めてリーグ戦におけるシティ戦での勝利となった。

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