デ・ヘアが現役引退の可能性? 無所属続くGKに英注目「相応しいオファーがなければ…」

去就が注目されるダビド・デ・ヘア【写真:ロイター】
去就が注目されるダビド・デ・ヘア【写真:ロイター】

ユナイテッド退団以降、所属クラブがない状態が続いている

 2022-23シーズン限りでイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了を迎えたスペイン代表GKダビド・デ・ヘアは、現在も所属クラブがない状態が続いている。その去就について複数メディアが報じている。

 2011年からユナイテッドでプレーしていたデ・ヘアだが、クラブとの契約延長交渉がまとまらずに現在はフリーとなっている。英紙「ガーディアン」によれば、「デ・ヘアはビッグクラブからのオファーを受け、正GKとなれなければ引退することも考慮している」と、このまま現役を退く可能性を伝えている。

 週給37万5000ポンド(6800万円)と、ユナイテッドのなかでも最高額の年俸を受け取っていた選手の1人だったデ・ヘアだが、今夏の移籍市場でエリック・テン・ハフ監督が、カメルーン代表GKアンドレ・オナナの加入を望み、クラブからは大幅な減俸をオファーされた。クラブとの交渉が7月に決裂したことで、サポーターにも別れを告げられなかったことで、デ・ヘアは古巣に対して苛立っているという。

 また、英メディア「90Min」は、11月に33歳になるデ・ヘアがドイツ1部バイエルンやスペイン1部レアル・マドリードから関心を示されたものの、実際にはオファーは届かなかったと伝えている。さらに、ユナイテッド時代のチームメイトであるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現在所属するサウジアラビア1部アル・ナスルに加入するように求めているが、デ・ヘアはヨーロッパに留まる意向で、サウジアラビアでプレーする意思はないという。

 記事によれば「デ・ヘアは再びUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でプレーすることに強い意欲を持っており、1月に移籍市場が再び開くのを待っている。だが、情報源によればデ・ヘアは相応しいオファーがなければ引退を考慮する」という。

 これまでスペイン1部アトレティコ・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドの2つのクラブでプロキャリアを歩んできたベテランGKは、新天地を見つけてキャリアを続行することができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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