ファティが超えるべきは三笘薫? 左サイドでの競争状況にスペイン紙注目「本職でプレーするのは難しい」

ブライトンでプレーする三笘薫とアンス・ファティ【写真:Getty Images】
ブライトンでプレーする三笘薫とアンス・ファティ【写真:Getty Images】

ELを含めてデ・ゼルビ監督はどのいうにファティを起用するか

 スペイン代表FWアンス・ファティは今夏にスペイン1部FCバルセロナからイングランド1部ブライトンへ1年間の期限付き移籍で加入した。下部組織出身でトップチームの背番号10も背負っていた逸材の移籍は大きな話題を呼んだ。

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 スペイン紙「スポルト」は、ファティのブライトンでの起用法に着目。攻撃的なポジションなら中央でもサイドでもプレーできるファティだが、本職とも言える左サイドで出場機会を得るのは難しいと見ているようだ。その理由は日本代表MF三笘薫の存在だ。記事では、次のように記している。

「彼(ファティ)が本来のポジションである左ウイングでプレーするのは難しいだろう。(左サイドのレギュラーである)三笘薫はチーム最高のスターの1人であり、このリーグ最大のセンセーションだ。日本人ウインガーの推進力、1対1のプレー、そしてインテリジェンスによって彼はまぎれもなくサイドのリーダーとなっている」

 三笘は左サイドでまさに不動の地位を築いている。三笘と同じくベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでブレイクし、今季ブライトンに戻ってきコートジボワール代表MFシモン・アディングラも得意とするのは左サイドだが、現在は右サイドで起用されていることからもそれは明らかだ。ファティといえど、三笘から定位置を奪うのは簡単ではないだろう。

 センターフォワードでは飛ぶ鳥を落とす勢いで成長するアイルランド代表FWエバン・ファーガソンやベテランの元イングランド代表FWダニー・ウェルベックがライバルとなる。右サイドはアディングラやMFソリー・マーチ、そしてトップ下では同じく今夏新加入のFWジョアン・ペドロやパラグアイ代表MFフリオ・エンシソ、元イングランド代表MFアダム・ララーナらとポジションを争うことになる。

 今季はUEFAヨーロッパリーグ(EL)を戦うだけに、ロベルト・デ・ゼルビ監督がファティをどのポジションで起用していくのかは今後も注目ポイントとなりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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