U-20韓国代表監督、海外組主体の森保ジャパンを参考に母国へ提言 「若手が国際舞台に立つ機会を増やさないと」

欧州遠征2連勝の日本【写真:ロイター】
欧州遠征2連勝の日本【写真:ロイター】

キム・ウンジュン監督は選手に何を求めるかも重要と主張

 今年5~6月に開催されたU-20ワールドカップ(W杯)で、U-20韓国代表を2大会連続ベスト4に導いたキム・ウンジュン監督は、9月シリーズでドイツ代表、トルコ代表に2連勝を飾った日本の躍進も踏まえ、若手の育成に関して提言している。韓国紙「東亜日報」が伝えた。

 2003年にベガルタ仙台でプレーした経験を持つ元韓国代表FWで、U-20韓国代表を率いるキム・ウンジュン監督。U-20W杯後、韓国のプロクラブからオファーが複数届いたが、今後に向けた自身の決心が決まらず、辞退したという。

 U-20韓国代表をU-20W杯で2大会連続ベスト4に導いた立場から、「A代表で速くデビューすることだけがすべてではない。時折、A代表で早くデビューを飾った選手が、U-23、U-20チームでは自分の力を発揮できない場合も多かった。デビューのスピードよりは方向性が重要だ」と持論を展開。森保ジャパンの戦いぶりにも感じるものがあったと明かす。

「日本は海外組が増え、ドイツ(4-1)、トルコ(4-2)に2連勝を収めた。自然にプレーする姿が印象的だった。我々(韓国)も海外でプレーする選手は多くなってきたが、若い選手たちが国際舞台に立つ機会を増やさないといけない。日本で2~3試合を観て、今後自分がどんなサッカーを追求すべきか悩んだ。私が目指す攻守の切り替えが早いサッカーをいずれは韓国のプロクラブか海外クラブでも具現化したい。もちろん、就任するチームの事情によって流動的に対処する」

 来年4月に開催されるU-23アジアカップでも、韓国と日本は対戦する可能性があり、年代別代表、A代表における両国のチーム作りにも注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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