「最初は何でも難しい」 無得点のハフェルツをアーセナル指揮官が擁護、絶好機でミスも「何度もトライして…」

未だゴールに絡めていないカイ・ハフェルツ【写真:Getty Images】
未だゴールに絡めていないカイ・ハフェルツ【写真:Getty Images】

アルテタ監督が自身の恋愛経験と重ねてハフェルツの現状を説明

 ドイツ代表FWカイ・ハフェルツは、今夏の移籍市場でイングランド1部チェルシーから同じロンドンに本拠地を置くアーセナルに移籍した。新たなアタッカーとして期待されるハフェルツだが、公式戦5試合に出場したものの、ここまで得点やアシストは記録できていない。それでもミケル・アルテタ監督は心配をしていないようだ。英紙「メトロ」が報じている。

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 アーセナルは現地時間9月3日に行われたリーグ戦第4節のマンチェスター・ユナイテッド戦に3-1で勝利した。しかし、この試合に先発したハフェルツは得点に絡むことはできずに、1-1で迎えた後半32分にベンチへ退いた。その後、アーセナルは後半アディショナルタイムに2点を奪って勝利したが、ハフェルツが期待に応えられているとは言えない状況だ。

 試合後、ハフェルツについて問われたアルテタ監督は「昨日、彼に『最初は何でも難しいものだ』と伝えたんだ」と言い、自身の恋愛経験と重ねて説明した。

「私が初めて妻に会った時、口説くのはとても難しかった。何度もトライして、メッセージを送り、デートを重ねて、そしてようやく『はい。一緒にいたいわ』と言ってもらえて美しい話になった。もし、最初の日に『はい』と言われていたら、それほど良くなかっただろう。だから問題ない。今日の観衆も彼と上手くいっていると思う」

 ハフェルツが苦しんでいる一方で、ウェストハムから加入したイングランド代表MFデクラン・ライスは初ゴールを記録。試合終了時には、ファンから祝福のチャントを受けた。ライスは「嬉しいよ。ちょっと恥ずかしいところもあるけれど、彼らが見せてくれている愛情に感謝したい。この後も全力を尽くして、楽しむよ」と、コメントしている。

 加入直後は明暗が分かれている両者だが、ここからハフェルツも妻を射止めたアルテタ監督のようなサクセスストーリーを描けるだろうか。

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