「完全に支配して戦えることにはならない」 森保監督、ドイツとの再戦で“強豪ぶり”警戒…“受け”の戦いも視野
日本代表は9日にドイツ代表と、12日にトルコ代表と対戦する
JFA(日本サッカー協会)は8月31日、日本代表が9月に行う欧州遠征のメンバー26人を発表した。9日(日本時間10日未明)にドイツ代表(ヴォルフスブルク/ドイツ)と、12日にトルコ代表(ヘンク/ベルギー)と対戦。ドイツとは昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)以来の再戦となるなか、森保一監督は展望を語った。
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6月に招集されたメンバーが中心となりながら、初招集のDF毎熊晟矢(セレッソ大阪)、DF冨安健洋(アーセナル)やMF田中碧(デュッセルドルフ)らが復帰した。カタールW杯ではドイツに勝利した日本だが、指揮官は「今度対戦するドイツも間違いなく強い相手だと考えて、攻撃も守備も個人もチームもチャレンジしないといけない」と決意した。
W杯後、日本はボール保持率を高めて主導権を握ること目標の1つとしてトレーニングを積んできた。今回のドイツ戦では「もちろんボールを握るところは上げていきたいが、すべてがひっくり返って完全に支配して戦えることにはならないと思う。W杯でもいい守備からいい攻撃と粘り強く戦ったことで試合をものにできた。強みやその試合で良かったことを忘れないようにしつつ、攻撃のパーセンテージやチャンスの回数を増やせるようにベースづくりと積み上げていくことを考えながらチャレンジしたい」と、相手に握られることは想定しつつもよりチャンスを作り上げられるように新たな戦い方も挑戦するという。
現在は主に4バックを採用している森保ジャパン。W杯のドイツ戦では3バックが有効だったが「今回も状況によって4バックや3バック、局面としてはマンマークのようなことも考えたいが、今はその選択肢を持っているということで、何をどう試すかは選手が集まってから決めたい。システムはチャレンジしていきたい」と、さまざまな選択肢から臨機応変に戦っていく。
今回はDF吉田麻也やDF長友佑都らベテランはいない。森保ジャパン第2次政権でも強豪相手に再び熱い一戦を繰り広げるはずだ。