今季ブライトン加入のベテラン戦士、三笘の特異なテクニックに言及

　イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、今季リーグ戦で開幕から3試合で1ゴール2アシストと、好スタートを切った。その実力は今季ブライトンに加入した元イングランド代表のベテランMFジェームズ・ミルナーからも賛辞が送られ、プレー中の動きに熱視線を送っている。

　37歳のミルナーはこれまで、リーズ、ニューカッスル、マンチェスター・シティ、リバプールなど英国内クラブを渡り歩き、リーグ通算622試合出場を誇る大ベテラン。シティでは2度のリーグ制覇、昨季まで8季在籍したリバプールではリーグ制覇、UEFAチャンピオンズリーグ制覇をそれぞれ1度ずつ経験している。

　ブライトンではここまでリーグ戦3試合すべてに先発起用され、右サイドバックとして攻守に奔走。昨季、過去最高の6位でリーグ戦をフィニッシュしたブライトンの躍進を支え得る人物として期待が寄せられる。そんなミルナーは、同僚となった日本人アタッカーの能力に一目置いている。

　37歳のベテラン戦士は、英地元紙「タイムズ」紙のインタビューで三笘に言及。そのコメントが海外メディア「sportskeeda」でも紹介され、「カオルは物静かで、自分の仕事に集中している」と印象を述べつつ、相手を翻弄するドリブル技術に脱帽の声を上げている。

「彼のプレーを見ていると、DFが何をしているのかを理解したうえで、その選手を抜き去ろうとしている。あんなに素早く体勢や方向を変えたりできるはずがないのに、彼はそれをやってのける」

　1ゴール1アシストと躍動したプレミアリーグ第2節ウォルバーハンプトン戦（4-1）では、相手4人を突破する衝撃ドリブル弾で観る者の度肝を抜いた三笘。勢いづかせれば手が付けられないその圧巻技は、百戦錬磨のベテラン戦士にも衝撃的に受け止められていた。