マンU戦士を封殺、三笘薫には「置き去りにされた」 ドリブルの「魔法使い」と英賛辞

三笘薫のドリブルを英称賛【写真:ロイター】
三笘薫のドリブルを英称賛【写真:ロイター】

40メートル独走ドリブル弾の反響止まず、英メディアが驚異的パフォーマンスに注目

 イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は現地時間8月19日のウォルバーハンプトン戦(4-1)で40メートルをドリブルで独走する圧巻のソロゴールを決めた。英国メディアは「ブライトンの魔法使い」として三笘の活躍を称賛している。

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 三笘は前半15分に左サイドのタッチライン際でパスを受けると、そこから一気に加速して中央へカットイン。追いすがるDFを1人、2人と引き剥がし、最後はDF2人の間をすり抜けるようにしてペナルティーエリア内に侵入。最後は右足のシュートでフィニッシュを飾った。

 三笘は後半開始早々にDFペルビス・エストゥピニャンの追加点をアシスト。2得点に絡む活躍でチームの開幕2連勝スタートを導いた。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「(ウォルバーハンプトンのDF)ネルソン・セメドは先週月曜日の試合で(マンチェスター・ユナイテッドのMF)アレハンドロ・ガルナチョを抑えたが、ブライトンのドリブルの魔法使いには置き去りにされた」と三笘の驚異的なパフォーマンスについて伝えている。

「(ウォルバーハンプトンのDF)クレイグ・ドーソンもまた、三笘にいとも簡単にかわされた。フィニッシュの冷静さは彼の成長の結果であり、彼を頂点に押し上げる可能性を秘めたプレーだ。そしてそれを可能にしているのが彼のドリブルだ」

 三笘が大学時代の卒論研究でドリブルをテーマに扱ったことはすでに英国でも有名なエピソードとなっている。同メディアはそのことに触れたうえで、「最高のドリブラーたちに共通して言われるのはボールを持っている時のほうが速いというこだ。それは間違いなく三笘にも言えることだが、この日本代表選手はほかの選手が直感的にしか理解していないことを科学的に理解しているようだ」と三笘のドリブラーとしての“特異性”について言及していた。

 理論に裏付けられた三笘のドリブルが今季もプレミアリーグのDFたちの脅威となり続けることは間違いないだろう。

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