心を揺さぶるシャペコエンセ主将の最後の言葉 「どんな人生でも僕は生きていく。どんな人間も…」

2005年に柏でプレーしたクレーベル 「シンボルだった」と改めて功績が称えられる

 シャペコエンセMFクレーベル・サンタナは、現地時間28日にコロンビアで発生した航空機事故に巻き込まれ、2009年にJ1ヴィッセル神戸を率いたカイオ・ジュニオール監督らとともに痛ましい悲劇の犠牲者となった。2005年に柏レイソルでプレーしたキャプテンは生前、急成長を遂げたチームで「シンボルだった」と改めてその功績が讃えられている。スポーツ専門テレビ局「ESPNブラジル」が報じている。

 35歳の若さでこの世を去ったクレーベルは、スペイン強豪アトレチコ・マドリード、柏レイソルなどを経て、2015年に加入したシャペコエンセのキャプテンを務めていた。

 追悼特集では「このMFは墜落寸前にシャペコエンセで2年目のシーズンを終えようとしていた。今季65試合で3得点。チームで最も経験を持つ存在というだけでなく、彼はキャプテンだった。コパ・スダメリカーナ杯優勝時に真っ先に掲げるはずだった」と紹介されている。

 そして、インスタグラムで掲載したフライト時の投稿はサポーターの心を揺さぶっているという。

「どんな人生でも僕は生きていく。どんな人間も同じように愛するだろう」

 飛行機の座席に座った“最後の写真”を投稿している。ブラジル、日本、スペイン。3つのクラブを渡り歩いたクレーベルは惜しまれながら、あまりに早い人生の幕引きとなった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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