三笘薫、プレミア初警告を受けた“ボール蹴り込み”に現地メディア注目 「苛立ちのあまりにルートンファンの席へ…」

開幕戦でイエローカードを受けた三笘薫【写真:ロイター】
開幕戦でイエローカードを受けた三笘薫【写真:ロイター】

ブライトンは昇格組ルートン・タウンに4-1で勝利

 イングランド1部ブライトンは現地時間8月12日、プレミアリーグ開幕戦で昇格組のルートン・タウンと対戦し、4-1で勝利した。フル出場した日本代表MF三笘薫は、前半36分にアシストを記録。さらに後半にはPKを誘発するキラーパスを供給し、2得点を演出した。そのなかで、現地メディアは三笘がプレミアリーグで初めてイエローカードを受けたシーンにも「ボックス内のデュエルで競り負けた際、苛立ちのあまりにルートンファンの席へボールを蹴り込んで警告を受けていた」と注目している。

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 昨季はプレミアリーグ6位でクラブ史上初のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得した一方、MFアレクシス・マック・アリスターがリバプールへと移籍。MFモイセス・カイセドの退団も決定的となっており、主力の流出に直面している。そんななかで迎えた開幕戦では前半36分、ペナルティーエリア左に抜け出した三笘が放り込んだクロスにMFソリー・マーチが頭で合わせて先制した。

 さらに後半26分、左サイドから三笘のパスを受けたFWジョアン・ペドロがエリア内で倒されPKを獲得。これをペドロが決めてリードを広げると、同36分に今度は相手にPKを献上して失点を喫するも、同40分にFWシモン・アディング、同アディショナルタイムにFWエバン・ファーガソンが追加点を奪って4-1の快勝を収めた。

 ブライトン地元メディア「Sussex Express」はルートン・タウン戦に出場した選手を10点満点で採点し、2得点を演出した三笘にはチーム最高点タイとなる「8点」を付与。「序盤は控えめだったが、見事な連係プレーに関与した。華々しいクロスでマーチのヘディング弾をお膳立てした。もう1つアシストを記録できるはずだったが、ウェルベックはシュートを打つのが遅すぎた」と振り返っている。

 一方で、三笘は前半43分にスタンドへボールを蹴り込む行動でイエローカードが提示されていたが、「ボックス内のデュエルで競り負けた際、苛立ちのあまりにルートンファンへボールを蹴り込んで警告を受けていた」と、三笘にとっては珍しいリアクションにも注目。それでも「後半に入ると、この日本代表選手はさらに鋭さを増し、ルートンにとって本当に厄介者となった」と、際立った存在感に称賛を送っていた。

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