「10年以上も前のこと」 韓国代表OB、ライバル日本との“格差”に本音「内容・結果とも負けていた」

日本代表と韓国代表の格差にOBが見解【写真:ロイター】
日本代表と韓国代表の格差にOBが見解【写真:ロイター】

元韓国代表FWチェ・スンホ氏が日韓の差に見解

 日本と韓国はアジアの主役の座を争い、直接対決では国のプライドをかけて激しく火花が散る。近年、年代別代表を含めて日韓戦では日本が5連勝を飾っているなか、元韓国代表FWチェ・スンホ氏は「日本に追い越されたのは10年以上も前のことだ」と語っている。韓国紙「中央日報」が伝えた。

 韓国男子は近年、各年代別代表における日韓戦で屈辱を味わい続けている。2021年3月に行われたA代表、22年6月のU-16代表、U-23代表、7月のE-1選手権(A代表)ではいずれも0-3のスコアで敗れており、奇しくも今年7月に行われたU-17アジアカップ決勝でも同じスコアになったことから日韓代表の格差に脚光が当てられた。

 1986、90年のワールドカップ(W杯)に出場し、日韓戦でゴールを決めた経験も持つ元韓国代表FWチェ・スンホ氏は、「韓国サッカーが日本に追い越されたのは10年以上も前のことだ。だいぶ前から内容・結果ともに負けていた」と語っている。

 1954年以降のA代表の対戦成績は韓国が43勝19分19敗と勝ち越すも、近年の成績は逆転。記事によれば、日韓戦に選手ないしは指導者として参加した韓国サッカー関係者30人にアンケートを取ったところ、80%にあたる24人が「日本に追い越された」と認めたという。

 元韓国代表五輪チーム監督のパク・ソンファ氏は、「年齢別代表を含めて5試合連続で0-3の敗戦を喫したのは深刻な危険信号」と警鐘を鳴らしている。

「中央日報」は、日韓の差が広がった最も大きな理由に底辺の差を挙げ、「韓国の登録選手数は(11万6000人)は日本(82万6000人)の8分の1にすぎない。韓国の幼少年サッカーチームが1000にも満たない半面、日本は1万5000にのぼる。あるサッカー関係者は『1万人から11人を選ぶより100万人の中から選ぶほうがいい選手が出てくる確率が高い。クオリティー量の中に隠れている』と語っている」

 現在、オーストラリアとニュージーランドで共催されている女子W杯でも、日本はベスト8まで勝ち残っているのに対し、韓国はグループリーグで敗退。メディアでもライバル日本との差を指摘する報道が多くなっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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