MF伊藤涼太郎、新天地シント=トロイデンで見据える飛躍と手応え 「監督の求めるスタイルに自分は合っている」

シーズン始動記者会見に伊藤涼太郎【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
シーズン始動記者会見に伊藤涼太郎【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

クラブの会見に出席し、移籍の経緯なども明かす

 ベルギー1部シント=トロイデンは7月20日、メディア向けに2023-24シーズン始動記者会見を実施。J1アルビレックス新潟から加入したMF伊藤涼太郎は「自分の良さは出せている」とプレシーズンでの手応えやチームの感触を明かした。

 伊藤は2016年に作陽高校から浦和レッズに入団も出番に恵まれず、水戸ホーリーホックや大分トリニータでの期限付き移籍により実戦経験を積んだ。22年にアルビレックス新潟に完全移籍し、昨季はJ2リーグで42試合9得点をマーク。J1昇格に大きく貢献している。迎えた今季はJ1リーグで16試合7得点と本格ブレイクを果たし、シント=トロイデンへの海外移籍を勝ち取った。

 同じく新加入のDF小川諒也、MF山本理仁とともに会見に登場した伊藤はシント=トロイデンを移籍先に選んだ理由として「(欧州)5大リーグにステップアップしたり、日本代表に選出された選手がいた魅力あるクラブ」という点を挙げている。そのうえで「遠藤(航)選手や鎌田(大地)選手のようにもっと上のレベルへステップアップしたい」と将来への強い思いも口にした。

シーズン途中での海外移籍となり伊藤にとってタフな1年になると予想されるが、ベルギーリーグでの印象については「思ったよりもレベルの高い選手が多い。プレシーズンでは限られている中で自分の良さは少なからず出せている」と話す。今年5月より就任したトルステン・フィンク新監督のチームについても「監督の求めるスタイルに自分は合っている」とチームへのフットの感覚を明かした。

「自分は攻撃の選手なので、得点だったり魅せるプレーをもっともっと出していきたい」とプレシーズンで感じた手応えを糧に、本番ではさらなる躍進を述べた伊藤。自らの掲げる“ステップアップ”に向けて、海外での挑戦が幕を開けようとしている。

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