決勝で日韓戦を制し、大会連覇を果たした

　U-17日本代表が7月2日のU-17アジアカップ決勝で韓国代表と対戦。前半終了間際に相手が退場者を出すなかで3-0の完勝を飾り、日本が大会連覇とともに史上最多となる4度目の優勝を果たした。試合後には歓喜に浸る選手だったが、同代表を率いた森山佳郎監督の“小ボケ”が話題となっている。

　決勝の前半44分、相手DFコ・ジョンヒョンがFW道脇豊へのファウルでこの日2枚目の警告を受けて退場処分。このファウルで得たフリーキック（FK）からFW名和田我空が先制ゴールを決めてスコアが動いた。後半21分に名和田が2点目をマークすると、終了間際に道脇が追加点を奪い3-0と快勝し、日本がアジア王者に輝いた。

　大会通して強さが光り、完勝した日本。試合後の優勝セレモニーでは、主将のDF小杉啓太（湘南ベルマーレU-18）がトロフィーを掲げて喜びを分かち合った。次に森山監督へトロフィーが渡り、「おー」の掛け声に合わせて持ち上げようとするも、なかなか持ち上がらない……。という“小ボケ”を挟んだ指揮官。最後に持ち上げると、選手は一緒に喜ばないという“オチ”までつき、チームの雰囲気の良さが分かるシーンとなった。

　これにファンからは「監督めっちゃオモロいやん」「渾身の優勝小ボケ」「このノリ、本当に最高のチーム」「こういう面白いとこは現役の時から変わらん」「夜中に爆笑した」「スタッフまで含めて一体感がある」「いいチームだった！」「見事なショートコント」と、称賛の声が相次いだ。

　11月に開幕するU-17ワールドカップ（W杯）出場権も得ている日本だが、世界での戦いにも注目が集まる。