「弱点が浮き彫りになった」 韓国、6月シリーズの日本との明暗に母国識者が見解「絶対に勝つとは言えない」

6月シリーズでは日本代表と韓国代表に明暗【写真:Getty Images & 徳原隆元】
6月シリーズでは日本代表と韓国代表に明暗【写真:Getty Images & 徳原隆元】

韓国の解説委員であるハン・ジュンヒ氏が両国の違いに言及

 森保一監督率いる日本代表は6月シリーズで2連勝、10得点1失点という結果だったなか、韓国代表は1分1敗に終わった。韓国の有名解説委員は、「韓国の弱点が浮き彫りになった」「日本は欧州組だけで2チームは作れる」と比較している。韓国メディア「nate」が伝えた。

 6月15日に行われたキリンチャレンジカップのエルサルバドル代表戦で6-0と大勝した森保ジャパンは、続く20日のペルー代表戦でも4-1と快勝。6月シリーズでは計10得点と攻撃陣が好成績を残した。

 一方の韓国は、ペルーに0-1、エルサルバドルに1-1と未勝利に終わった。DFキム・ミンジェが不在、FWソン・フンミンは20日のエルサルバドル戦で後半24分から途中出場したのみと、本来の戦力が整わなかった影響も少なくないだろう。

 そのなかで、韓国の解説委員であるハン・ジュンヒ氏は、「日本も“黄金世代”だと言えるが、我々(韓国代表)にも才能を秘めた選手がたくさんいる。お互いにベストの11人同士の対決で絶対に勝つとは言えないが、だからと言って押されるとも限らない」と日本と韓国について言及している。

「韓国は今回のシリーズで、キム・ミンジェ、キム・ヨングォンがいなかった。ソン・フンミンも第2戦で少し出場したが、スポーツヘルニアの手術で万全ではなかった。チームとして、ベストメンバーではなく、弱点が浮き彫りになった。その一方で、日本はカタールW杯以前から欧州組だけで2チームくらいは作れる。選手のネームバリューでいったら韓国が少しリードしていると思うが、欧州組の数は日本のほうが多い。ローテーションをしたり、年代別の選手も起用するとなれば、日本のほうが厚い選手層を誇っているのは事実だ」

 6月シリーズにおいては、韓国がベストメンバーではなかったとエクスキューズしつつ、日本の底上げについてもハン・ジュンヒ氏は認めていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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