横浜FC、天皇杯でターンオーバーの意向 示すスタイルの維持「J1ではチャレンジャーでも…」

天皇杯2回戦に臨む横浜FC【写真:徳原隆元】
天皇杯2回戦に臨む横浜FC【写真:徳原隆元】

21日に天皇杯2回戦で盛岡と対戦

 J1・横浜FCは6月21日に天皇杯2回戦でJ3のいわてグルージャ盛岡と対戦する。昨シーズンはともにJ2で、横浜FCは第18節のアウェーゲームでは3-1と勝利したが、ホームでは0-3で敗れている。

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 試合前日のオンライン会見に臨んだ横浜FCの四方田修平監督は、週末にリーグ戦も控えていることからターンオーバーをする意向であることを認め、「チームが今やろうとしているところを、(リーグ戦と)同じように、攻守に高いレベルで発揮してもらいたいと思っていますし、リーグ戦に向けて良いアピールをしてもらえれば、そこから先は本当に競争したなかで選んでいきたい。個々のアピールというのも、明日の試合、与えられた時間のなかで見ていきたい」とコメントした。

 今季初勝利を挙げた第11節のアルビレックス新潟戦(1-0)以降の7試合で3勝1分3敗という横浜FC。5バックを採用したこともあり、守備面は安定してきたが四方田監督は「まだまだやらなければいけないことはたくさんある。どの相手と戦っても、まず守備を安定させながらいかに奪って攻撃につなげるかは追求していきたい」と、カテゴリーが2つ下の相手になっても、スタンスを変えずに挑むことの重要性を語った。

 MF武田英二郎も同じ考えのようで、「僕らはJ1ではチャレンジャーで、今回は受ける側と思われるかもしれない。でも、その考えをなくさないといけない。J1では守備的な戦い方で勝ち点を重ねている。基本的な戦い方はブレてはいけない。サッカーはボールを持って攻め続ければ、100%勝てるというものではない」と、気を引き締めた。

 リーグ戦では起用できない選手がカップ戦でアピールすることができれば、16位のリーグ戦に向けても追い風になる。2回戦ではJ1のガンバ大阪が1-2でJFLの高知ユナイテッドSCに敗れる波乱も起きているが、横浜FCはジャイアントキリングを許さずに3回戦へ進めるだろうか。

※初勝利の試合や順位の記載に誤りがありました。お詫びし訂正いたします。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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