セルティック新監督、2度目のロジャーズ氏が就任? クラブOBは厳しい意見「彼は間違ったことをした」

ブレンダン・ロジャーズ氏【写真:Getty Images】
ブレンダン・ロジャーズ氏【写真:Getty Images】

OBのサットン氏、18-19シーズン途中にレスターへ渡ったロジャーズ氏に苦言

 スコットランド1部セルティックは、昨季まで率いていたアンジェ・ポステコグルー監督が退任。イングランド1部トッテナムに引き抜かれた。後任候補にブレンダン・ロジャーズ氏の2度目の就任の可能性が挙がっているなか、クラブOBが苦言を呈している。スコットランドメディア「Football Scotland」が報じた。

 ポステコグルー監督の下、国内で圧倒的な強さを示したセルティック。北アイルランド出身のロジャーズ氏は、過去2016年から19年時に同クラブを指揮した経歴がある。19年2月にイングランド1部レスター・シティの監督に就任し、2020-21シーズンにはFAカップでチェルシーを破り、クラブ史上初の同大会優勝をもたらした。

 しかし、その後の成績不振により昨シーズン途中でレスターの監督を解任。現在はフリーの状態となっている。今回、過去に約3年間セルティックを率いたロジャーズ氏に白羽の矢が立ったわけだが、2度目の就任に警鐘を鳴らすのはクラブOBのクリス・サットン氏だ。

 記事内ではロジャーズ氏について「セルティックが3年連続の3冠を達成し、9連覇を目指したシーズン途中の2月にレスターへの移籍を決意。多くの悪感情を残している」と遺恨があったことを伝え、サットン氏の意見を紹介している。

「UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でインパクトを与えるために必要なものが与えられるという重大な保証と確信がなければ、彼が再びこの仕事に就くとは思えない。彼は国内で7つのトロフィーを獲得した。その点では、これ以上達成することはない」

 そうキッパリ言い放ったサットン氏は続けて、シーズン途中にセルティックを離れレスターに向かった当時のロジャーズ氏の行動について「私自身は、レスターに移籍した当時、彼は間違ったことをしたと思っていたし、ロジャーズが戻ってくるからと言って、今さら撤回したり考えを変えたりするつもりはない」と言及。そしてもし就任するならば「成功するという明確なビジョンを持って自信を持たなければならない」と厳しい言葉を送っていた。

 セルティックでは日本代表FW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央ら複数の日本人選手を指導し、今季のスコティッシュ・プレミアシップ、リーグカップ、スコティッシュカップの3つの大会でタイトルを手にしている。今後の日本人選手の起用法も含め、新監督の情報には目が離せない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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