審判のジャッジにも影響? エルサルバドル、日本戦大敗にスペイン紙注目「救済のために、主審は後半1分も…」

スペイン紙が注目【写真:Getty Images】
スペイン紙が注目【写真:Getty Images】

日本が前半4分間で2点のリードを奪い、優勢に試合を進める

 第2次森保ジャパンが初勝利を挙げた6月15日のエルサルバドル代表(FIFAランキング75位)戦は、ヨーロッパの各国がオフシーズンに入っていることもあり、多くの国々で注目された。MF久保建英(レアル・ソシエダ)が活躍したスペインでも、久保を中心に試合が報じられている。スペイン紙「AS」は、「久保が日本を大勝に導いた」と試合を報じた。

 昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦のスペイン戦(2-1)以来の先発出場を果たした久保は、開始早々にフリーキック(FK)からDF谷口彰悟(アル・ラーヤン)の先制ヘッドをアシストすると、自らもゴールを決めて1得点2アシストの活躍を見せた。

 記事では、前半4分にFW上田綺世(セルクル・ブルージュ)がエリア内でファウルを受けて、相手選手が退場になったうえに、上田がPKを決めたことから「わずか4分で青と白のチーム(エルサルバドル)にとって(勝つこと)は、限りなく不可能なミッションになった」と、早い時間帯で試合の行方がほぼ決したとした。

 さらに、「日本が悪魔的な勢いを弱め、スローダウンしたことで、次のチャンスは(前半)21分に旗手がGKを脅かし、久保が無人のゴールにシュートを決めるのを失敗する場面までなかった」と、試合が一方的になったことを伝えている。

 最終的に試合は6-0というスコアになったが、後半にアンドリュー・マドレイ主審はアディショナルタイムをほぼ取らなかった。「青と白(エルサルバドル)の救済のために、主審は1分もアディショナルタイムを与えなかった」と綴り、日本が最後まで試合を優勢に進めた試合の記事を締めくくっている。

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