古橋亨梧の「クオリティーは抜けている」 闘莉王氏がエルサルバドル戦・期待の選手に挙げる「ゴールが必要」

田中マルクス闘莉王氏は古橋亨梧に期待【写真:荒川祐史】
田中マルクス闘莉王氏は古橋亨梧に期待【写真:荒川祐史】

エルサルバドル戦を本日YouTubeライブで生解説

 日本代表(FIFAランキング20位)は、6月15日に豊田スタジアムで行われるキリンチャレンジカップ・エルサルバドル代表(同75位)戦に臨む。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は「FOOTBALL ZONE」の取材に応じ、この一戦の注目選手に昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)でメンバー落選となったセルティックFW古橋亨梧を挙げている。

 古橋は今季スコットランドでさらなる覚醒を遂げた。リーグ戦で27得点を挙げると、セルティックの国内三冠に大きく貢献した。リーグMVPと得点王のタイトルを提げて、森保ジャパンに再び合流を果たした。

「この試合で注目したいのは古橋選手。ここまで日本代表では何度かチャンスを与えられながら、ゴールという明確な結果を出すことができなかった。力関係で日本が圧倒的に優位と見られるエルサルバドル相手に、本来の実力を示すことができるか。先発で起用された場合、どこまで点を取れるのか、この試合では注目したい」

 闘莉王氏はこう語った。セルティックで無双状態だったにも関わらず、古橋はカタールW杯でメンバー外に。3月の親善試合でも招集されなかった。

「代表で選ばれているワントップ枠のほかの選手と比べて、クオリティーという部分では古橋選手が抜けている。能力上位であることは明らか」と評価する闘莉王氏だが、スピードスターには破るべき壁があるという。

「世界的にどれだけ素晴らしくても、なぜか代表の舞台で輝けない選手がいる。代表のユニフォームが重さに負けてしまうのか、いつも通りの活躍ができない。古橋選手にはそうなってほしくない。ここで一皮むけて欲しい。そのためにもゴールが必要。1トップなどで周囲との相性次第の部分もあるが、日本代表の不動の1トップになれるクオリティーの持ち主。ぜひそうなって欲しい」

 闘莉王氏は公式YouTube「闘莉王TV」でエルサルバドル戦は今季初のYouTubeライブで生解説を行うと発表。20日のペルー戦ではプライベートコミュニティ「闘莉王TVプロジェクト」のメンバー限定のオンラインイベントを開催する。

 忖度ゼロの解説で人気の闘将は古橋が日の丸の舞台で本格覚醒なるか、見守っていくつもりだ。

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