新たに11校の高校選手権出場が決定! 名門・帝京、中田英寿輩出の韮崎は決勝で散る

昨年度の選手権で東京旋風を巻き起こした駒澤大高が帝京を撃破し、東京Bを制す

 11日、全国高校サッカー選手権大会の各都道府県予選が行われ、昨年度大会でベスト8進出を果たした駒澤大高(東京B)、昨年度の高校総体でベスト4進出した関東一(東京A)などが本戦出場権を獲得した。

 昨年度の選手権で駒澤大高は準々決勝まで駒を進め、準優勝を果たした國學院久我山とともに”東京旋風”を起こした。東京B決勝で名門・帝京高と激突し、駒澤大高は前半8分にPKを獲得。これを「一年間PKを外したことがない」(大野祥司監督)という主将のDF高橋勇夢がキッカーを務め、しっかりと成功させた。終盤にはパワープレーで押し込んできた帝京を抑え込むと、カウンターからMF西田直也が決定的な追加点を奪って2-0と勝利した。

 また悲願の初出場を叶えた関東一は、スーパーゴールでその切符をつかんだ。後半5分、左CKのこぼれ球に反応したFW林健太が鮮やかなオーバーヘッドキックを決めて、結果的にこれが決勝点に。殊勲の林は「練習でオーバーヘッドをやることはありました。とっさに反応できました」と嬉しそうに話した。

 その一方で決勝まで進出した伝統校は涙をのんだ。元日本代表MF中田浩二氏(現鹿島アントラーズCEO)、同FW田中達也(現アルビレックス新潟)ら多くのJリーガーを送り出し、選手権で計6回の全国制覇の経験を持つ帝京、中田英寿氏(元ローマなど)らを輩出し、同大会の準優勝5回を誇る韮崎はそれぞれ駒澤大高、山梨学院大附に0-1で敗れる結果となった。

 

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