セルティック、主力プレーヤー複数流出も? ポステコグルー監督が見解「我々にも計画はある」

セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督【写真:ロイター】
セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督【写真:ロイター】

国内3冠に王手も、古橋やジョタ、旗手らの来季去就は不透明

 アンジェ・ポステコグルー監督が率いるスコットランド1部セルティックは、リーグ戦2連覇を達成し国内3冠に王手をかけている。シーズンを通じて活躍した主力選手たちは欧州のビッグクラブから関心が示されているなか、オーストラリア人指揮官がこの状況にコメントした。スコットランドメディア「Scotsman」が報じている。

 2022-23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、グループ最下位で敗退となったセルティック。リーグ連覇を成し遂げ、来シーズンは欧州の舞台での躍進も期待されるが、ポステコグルー監督は欧州最高峰の舞台に向けたチームの積み上げができるかは、移籍市場をどう過ごすかによると考えているようだ。

 セルティックは冬の移籍市場で、クロアチア代表DFヨシプ・ユラノビッチをドイツ1部ユニオン・ベルリンに1000万ポンド(約17億円)の移籍金で放出した。これまでにも多くの主力を売却してきたセルティックは、日本代表FW古橋亨梧、ポルトガル人FWジョタ、日本代表MF旗手怜央、デンマーク代表MFマット・オライリーらが、同じ道を辿ることになるかもしれない。

 新たな選手を獲得しつつ、チームの根幹となる主力選手を引き抜かれる状況について、ポステコグルー監督は、ジェンガのようだと表現した。

「1月の移籍市場では、何が起こるかを予想しようとしていた。私たちは、ユラノビッチと(ギオルゴス・)ギアクマキスが出ていくことは、何となく分かっていた。成功に大きく貢献してくれた2人のとても良い選手を失うことになった。それでも、オ・ヒョンギュとアリスター・ジョンストンの2人はとても良い選手であり、チームを去った選手たちよりも若かった。だから正しく進めば、私たちの屋根はより高いものになる。それは常に挑戦だ」

 そして、次の移籍市場に向けて「今回の移籍市場は、我々が本当の意味でキープレーヤーをほかのクラブから守れるか、真価が問われるものになるだろう。我々にも計画はある。だから、もしそうしたことが起きたら、ジェンガと同じことだ。崩壊する前に新しいピースを手にして、確実に建物を強く保てるようにしなければならない。このジェンガの例えは気に入ったぞ!」と、コメントした。

 いずれにせよ、今シーズンのチームで戦えるのは、スコティッシュカップ決勝のインヴァネス戦が最後になる。注目の移籍市場を前に、セルティックは3冠を成し遂げることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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