アーセナルの右SB補強が加速? 冨安健洋のプレシーズン復帰説を英紙が疑問視

怪我からの復帰を目指す冨安健洋【写真:Getty Images】
怪我からの復帰を目指す冨安健洋【写真:Getty Images】

アルテタ監督が「上手くいけばプレシーズンには戻ってこられるだろう」と発言

 イングランド1部アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、膝の負傷によって長期離脱している日本代表DF冨安健洋がプレシーズンには戻れる見通しを語った。しかし、英紙「テレグラフ」は、この発言を疑問視するとともに右サイドバック(SB)の補強に動いていると報じている。

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 冨安は、今年3月に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16第2戦のスポルティング戦で右膝を負傷。手術を受けて、今シーズンの残り試合を欠場することになった。アルテタ監督は「(冨安の)回復は近い。上手くいけば、(フランス代表DFウィリアン・)サリバと同様にプレシーズンには戻ってこられるだろう。彼らは復帰に向けてしっかりと取り組んでいる。いくつかの問題があって、彼にとって本当に難しい1年だった」と、復帰までの見通しを語っている。

 しかし、アーセナルは来季に向けてトルコ1部ガラタサライに所属するフランス人DFサシャ・ボエの獲得に乗り出しているという。記事では「アーセナルは今シーズンの右サイドバックとしてベン・ホワイトと冨安健洋を選択肢として持っていた。だが、3月に冨安を深刻な負傷で欠くことになった」「守備的なポジションの層の薄さの代償を最後の数週間で支払うことになった。そして移籍市場が開くと同時に、問題を解決することを期待している」と伝え、ガラタサライのレギュラーだったボエが渡英に前向きだとしている。

 なお、ガラタサライは移籍金2000万ポンド(約34億7000万円)を要求する見込みで、ほかのプレミアリーグのクラブも関心を示す可能性があるようだ。

 1月にはスペイン1部バジャドリードのスペイン人DFイバン・フレスネダへの関心も示したとされるアーセナルだが、夏の移籍市場で引き続き、彼の獲得に動くかは不透明だという。一方、マンチェスター・シティで戦力外扱いとなり、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンへレンタル移籍したポルトガル代表DFジョアン・カンセロにも関心を持っているが、同じプレミアリーグのクラブへの放出を渋る可能性が指摘されている。

 アルテタ監督は、来季の優勝争いは今シーズン以上に拮抗することを予想するとともに、そこに加わるためには、補強が必要だと説いているが、冨安とポジションを争う選手も加入することになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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