不気味なサウジアラビア代表 取材対応の2選手は“サブ組”、指揮官は口を開かず

選手が口にしたオランダ人監督への信頼感

 そして何より不気味なのは、ファン・マルバイク監督だ。この日も取材対応をしなかったオランダ人指揮官は、試合前日の公式会見までコメントを残すつもりはないようだ。

 アワドが「監督の戦略もさることながら、自分たちには良い選手がいる。指示に従って戦っていきたい」と話す姿からは、2010年W杯で母国オランダを準優勝に導いた指揮官への、信頼の高さが窺えた。

 2日連続で冒頭15分のみの公開で、その後は非公開練習としたサウジアラビア。かつて“中東の雄”と呼ばれたが、W杯には4大会連続出場を果たした2006年ドイツ大会を最後に、アジア予選での敗退が続いている。3大会ぶりとなるW杯出場権獲得へ――。復権への重要な一戦となる日本戦へ向けて、1週間の来日期間で万全の準備を図ろうとしていることだけは確かだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文・写真 text & photos by Football ZONE web

 

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