横浜FCの今季初勝利を呼び込んだ殊勲の一撃 ブラジル人MFが歓喜「ゴールも嬉しいが…」

新潟戦で決勝ゴールを決めたユーリ・ララ【写真:徳原隆元】
新潟戦で決勝ゴールを決めたユーリ・ララ【写真:徳原隆元】

新潟戦で決勝ゴールを決めたブラジル人MFユーリ・ララ「嬉しく思う」

 開幕戦から10試合未勝利(3分7敗)となっていた横浜FCが、J1リーグ第11節のアルビレックス新潟戦に1-0で勝利し、今シーズンの初勝利を収めた。殊勲の決勝ゴールを決めたのは、ボランチで出場したブラジル人MFユーリ・ララだった。

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 0-0で迎えた後半8分。押し気味に試合を進めた横浜FCは、右サイドのMF近藤友喜にボールを入れる。この時、新潟の守備陣が空けているスペースに入りこんだユーリ・ララは両手を挙げてボールを呼び、エリア内へ走りこんだ。新潟の両センターバックの間に近藤からのクロスが送られると、ゴールに背を向けた体勢ながら頭で合わせて先制ゴールを決めた。

 試合後にユーリ・ララは「ほかの試合でもチャンスがあったが、なかなか決められなかった。どんな形でも決めたかったが、今日はたまたま背を向けた形になった。GKが前に出てきていたので、スラすような形で決められて良かった」と語り、「横浜FCでの初ゴールを嬉しく思う。背後から前に顔を出してゴールを狙うのは、自分の特徴の1つです。友喜から良いボールが来てゴールを決めることができた。ゴールも嬉しいが、チームがこのゴールで勝てたことが何より嬉しい」と、チームの勝ち点3獲得を喜んだ。

 この試合で横浜FCは、4バックから3バックに変更して臨んでいた。中盤の底に入ったユーリ・ララは、「どんなフォーメーションであっても、自分たちはできることをやって勝利を得るだけ。どういう形で臨むかは監督が決めること。今日はこういう形で勝利できたが、どんな形でも良い準備をして、良いパフォーマンスで試合をすることが、選手に課せられた仕事だと思う」と、重要なのは取り組む姿勢だと強調した。

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