セルティック前田大然を現地メディア絶賛 90分の献身プレーに感服「絶対的な仕事人」

決勝ゴールをアシストした前田大然とゴールを決めたジョタ【写真:Getty Images】
決勝ゴールをアシストした前田大然とゴールを決めたジョタ【写真:Getty Images】

スコティッシュカップ準決勝レンジャーズ戦で決勝弾アシスト、守備でも貢献

 スコットランド1部セルティックの日本代表FW前田大然は現地時間4月30日に行われたスコティッシュカップ準決勝のレンジャーズ戦(1-0)で決勝点となったFWジョタのゴールをアシストし、決勝進出に貢献した。伝統のダービー「オールドファーム」でヒーローとなった韋駄天の活躍を現地メディアも称賛している。

 リーグカップの決勝でも対戦したセルティックとレンジャーズにとって今季5度目の直接対決。リーグカップを制し、国内リーグでも首位を走るセルティックにとっては国内三冠の望みをつなぐための大一番となった。FW古橋亨梧、MF旗手怜央、前田の日本人トリオがスタメン出場。MF岩田智輝とDF小林友希がベンチスタートとなった。

 拮抗した展開のなかでこの試合唯一のゴールが生まれたのは前半42分だった。こぼれ球を拾った前田が右サイドからゴール前へ浮き球のクロスを供給すると、これを中央でフリーになっていたジョタがヘディングで押し込んだ。MFマット・オライリーと相手DFの接触プレーでピッチ上の多くの選手が足を止めたなか、主審の笛が鳴っていないことにいち早く気づいた前田は抜け目なくボールを回収し、アシストへつなげた。

 英メディア「GlasgowLive」は90分フル出場した前田にジョタ、DFキャメロン・カーター=ヴィッカースと並ぶチームトップタイ評価の8点を付け、そのプレーぶりを称えた。

「セルティックの絶対的な仕事人。何度もうしろまで下がってボールを回収し、ジョタの先制点では重要なクロスを送った。トッド・キャントウェルへのプレーでイエローカードは受けたが、試合中は決して諦めることなく(アンジェ・ポステコグルー)監督から絶大な信頼を受けている理由を証明した」

 今季公式戦44試合に出場し、11得点7アシストを記録している前田。抜群のスピードや運動量に加え、その献身的なプレーでセルティックに欠かせない存在となっている。

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