三笘のドリブル突破をワン＝ビサカが封殺

　イングランド1部ブライトンは現地時間4月23日、FAカップ準決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、0-0のまま迎えた延長PK戦で6-7と敗れ、決勝進出を逃した。先発フル出場した日本代表MF三笘薫は、相手DFアーロン・ワン＝ビサカの手堅い守備に苦戦。英メディアが“圧勝データ”を公開している。

　FAカップ決勝進出を懸けたユナイテッド戦で、三笘は主戦場の左サイドから果敢に仕掛けるも、その前には屈強なワン＝ビサカが立ちはだかった。前半32分の場面では、味方からパスを受けた流れで左サイドから中央へ侵入。ペナルティーアーク付近に差し掛かったところで強烈なタックルを受け、シュートには持ち込めなかった。

　その後も積極的に仕掛けたものの、ワン＝ビサカを攻略できなかった三笘。試合もPK戦までもつれ込んだ末に強敵ユナイテッドに屈したなか、英サッカー情報サイト「Squawka」公式ツイッターはワン＝ビサカが90分間でマークした主なスタッツを取り上げている。

　それによると、地上デュエル勝利率、タックル成功率でともに100％を記録。そのほかテイクオン（対人勝利からのチャンス演出）も4度（4回中）獲得し、こちらも100％をマークするなどまさに圧勝の出来。三笘とのマッチアップで完勝したことから、投稿には「Dr.ドリブルを学校に送り返す」とも綴られ、完全に封じた事実を強調していた。