オシム元日本代表監督が秋の叙勲で「旭日小綬章」を受章 故郷サラエボのメディアも報じる

地元メディアも日本での功績を紹介

 06年ドイツW杯後から率いた日本代表でもMF中村憲剛(川崎)やMF鈴木啓太(元浦和)らをレギュラーに抜擢。MF遠藤保仁(G大阪)ら国内組を重用し、確固たるチームの基盤を築いたが、07年11月に脳梗塞で倒れ、志半ばで代表監督を退任した。だが短い期間の間でも、“考えて走る”という精神を日本サッカー界に植えつけた功績は大きかった。

 受章の知らせは、オシム氏の故郷サラエボでも伝えられている。「ラジオ・サラエボ」では「イビチャ・オシム、ボスニアで最も有名なサッカー監督は、日本サッカー界での功績について、特別な賞を受け取った。日本政府の決定によって、勲章が授与される。彼は日本代表やジェフユナイテッドを導き、協会のアドバイザーも務めた」と日本での功績を紹介している。名将が与えたインパクト、影響力がいまだに大きいのは確かだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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