好調アーセナルに激震! エースFWサンチェスが脱税疑惑で禁固刑に処される可能性も

バルセロナ所属時代、12年と13年の肖像権収入を地中海マルタの会社に振り込む

 プレミアリーグで首位マンチェスター・シティと勝ち点で並ぶ好調アーセナルに激震が走った。エースのチリ代表FWアレクシス・サンチェスがスペイン名門バルセロナ時代の98万3443ユーロ(約1億1400万円)の脱税疑惑で禁固刑に処せられる可能性が浮上している。スペイン地元紙「エル・ペリオディコ」が報じた。

 スペイン税務当局からバルサの選手は肖像権収入について狙い撃ちにされている。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシと父・ホルヘ氏、アルゼンチン代表DFハビエル・マスチェラーノのみならず、元カメルーン代表FWサミュエル・エトー、DFアドリアーノも告訴されているが、サンチェスが5人目になったという。

 サンチェスはバルセロナとの契約で2012年と13年の肖像権収入を、地中海の小国マルタの会社に振り込ませていたという。そうすることでスペイン国内での租税を意図的に回避したとの疑いが持たれている。

 メッシとホルヘ氏は21ケ月の禁固刑と罰金、マスチェラーノは1年間の禁固刑を処せられている(※スペインでは初犯の場合、懲役2年以下の場合は執行猶予が付くケースが多い)。サンチェスにも厳しい判決が下される可能性もある。アーセナルはUEFAチャンピオンズリーグでもブルガリア強豪ルドゴレツとの敵地戦で3-2と逆転勝利を飾り、グループ首位に立っている。

 今季リーグ戦6ゴールで得点ランク4位と活躍するエースの不祥事は、ガナーズにどんな影響を及ぼすのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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