レスター岡崎の“ミラン移籍話”に英メディアも関心 「獲得は困難」「名門の系譜にそぐわない」

モンテッラ戦術に符合する補強との評価も

 昨季奇跡の優勝を成し遂げたレスターで、MFマフレズ、カンテ、ヴァーディというエース級に移籍話が飛び交うなか、岡崎に浮いた話はなかったという。記事では「ゴシップ記事でほとんど無視されていた名前は、日本の勤勉な岡崎だ。彼は昨季36試合のリーグ出場で時折5得点を決めただけだったが、攻守両面でチームに大きな貢献を見せていた」と、日本人FWを紹介している。

 さらに岡崎の前線からのプレッシングは絶賛されており、「デュラセル(耐久性に優れた電池)で充電されたFWは、ラニエリのハードワーク、高い位置からのプレッシングという規律の体現者となった。最高のテクニシャンですら、らしからぬミスを誘発するものだった」と高く評価されている。

 岡崎は、ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の戦術に符合する補強だとも指摘されている。

「ミランの新たなボス、ヴィンチェンツォ・モンテッラは一体感と団結力を持って、かつての栄光を取り戻そうとしていることを明確にしている。岡崎はマルコ・ファン・バステン、アンドリー・シェフチェンコというレジェンドの長きにわたる系譜にそぐわないが、クラブの有望な才能たちの素晴らしい模範となるだろう」

 ミラン黄金時代の前線で輝きを放ったスーパースターの豪華さと比べるよしはないが、侍ストライカーはミランにとって最高の補強になるとレポートされている。ついに移籍市場で名前が浮上した岡崎は、地道な活躍によって評価をしっかりと高めているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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