リバプールが総額87億円補強へ 不振のレッズを救う3人の救世主

ロジャースが出した要望
 リバプールが今冬、総額4700万ポンド(約87億円)の大型補強に乗り出すという。獲得候補として、チェコ代表GKペトル・チェフ、コロンビア代表FWジャクソン・マルティネス、U-21イングランド代表MFネイサン・レドモンドの名前が挙がっている。英地元紙「メトロ」が報じた。
 リバプールは現在、極度の不振にあえいでいる。だが、ブレンダン・ロジャース監督には、挽回を果たす猶予が設けられていると言われている。
 そこで指揮官は、3人のトッププレーヤー獲得の要望を出したとされる。1人目は、チェルシーの守護神チェフだ。今季ベルギー代表GKティボ・クルトワの加入により、出番を失ったチェコ代表GKに700万ポンド(約13億円)を用意。ここまで低調なパフォーマンスに終始しているベルギー代表GKシモン・ミニョレの代わりに正GKの座を約束するという。
 2人目のポルトのJ・マルティネスは、ここ数年、ビッグクラブから強い関心が寄せられる逸材だ。しかし、その高額な移籍金設定額に、どのクラブも獲得に踏み切れずにいた。リバプールは、このコロンビア代表FWに対し、3000万ポンド(約55億円)を提示する方針だという。
 3人目はノリッジ・シティのウインガーを務めるレドモンド。卓越なドリブルテクニックを武器に、かつ足元の技術も備えるメッシ型ドリブラーだ。レッズは20歳の若き才能を高額な値段が付く前に、1000万ポンド(約18億円)で「青田買い」しようとするもくろみである。
 リバプールは、1992年以来の最悪な出だしとなった。後半戦の巻き返しのため、冬の移籍市場での補強は必要不可欠である。救世主となるため、3人のプレーヤーは赤いユニホームに袖を通すことになるのだろうか。リバプールにとって、勝負の1月を迎えることになりそうだ。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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