「非常に悪いパフォーマンス」 浦和の主将DF酒井、優勢だった前半を反省「得点を1しか取れなかった」

浦和DF酒井宏樹【写真:Getty Images】
浦和DF酒井宏樹【写真:Getty Images】

浦和が先制するも、後半清水に追い付かれ1-1ドロー

 J1浦和レッズは3月26日のルヴァンカップ(杯)第2戦、清水エスパルス戦にホームで1-1の引き分けに終わった。主将のDF酒井宏樹はゲームを優勢に進めた前半に仕留め切れなかったことを、勝利を逃した要因に挙げた。

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 浦和の前半は内容がよく、相手のプレスを回避して攻撃を仕掛ける一方で敵陣でのプレスも機能して自陣まで相手を入れなかった。敵陣でプレーする時間が長く、全体に流れの良い時間が続いた。一方で、ゴールという意味では前半38分にDF荻原拓也のクロスにFWブライアン・リンセンが飛び込んだ1点のみだった。

 そして後半も半ばまでは浦和ペースのゲームだったが、選手交代をしていく中でスタメンの選手たちと途中出場の選手たちで疲労度も違い、噛み合わない部分が出てくると清水ペースの時間帯に。そこで相手のFWベンジャミン・コロリの豪快シュートで追い付かれて引き分け。前半に内容の良さをスコアで表現できなかったことが痛手になった。

 酒井は「単純に人の体力が0から100まであったとして、それを前半で使いすぎた。そのなかで得点を1しか取れなかったのが非常に悪いパフォーマンスだったと思います。前半はチャンスを多く作ったということではなくて、サッカーは点を取るスポーツなので、根本的な所が。後半あのようになるのは経験している人は分かりますし、早めに2点目を取る必要がありましたし、後半も2点目を取るチャンスがあった。それでも取れないとあのようなスーパーゴールが入ってしまうのがサッカーだと思いますし、そこから流れを取り戻すのは難しかった。色々な試合を見ている皆さんが一番分かるんじゃないかと思います」と振り返った。

 このルヴァンカップに対して酒井は「獲得したことのないタイトルなので、強い思いはある」と開幕前に話していた。この日も敵陣のペナルティーエリアの奥まで酒井や浦和のサイドの選手が切り込む場面は多かったものの、そこからの1本がつながり切らなかった。

 決定機を決める部分はもちろん、敵陣に進出したチャンスをより決定機につなげる効率も高めたいところ。酒井は「向こうも(危険な位置を)締めていました。相手があることなので、そこがスムーズに決まるのであれば簡単なことはないですが、突き詰めていくしかない。良い判断をしていかないといけないと思います。トレーニングはトレーニングなので、試合のあの緊張感がある中で出るのが大事ですし、そこは信頼関係をもって場慣れをしていくしかないですね」とチームの伸びしろについて語った。

 浦和のグループは清水が1勝1分、浦和と湘南が2分、川崎フロンターレが1分1敗と混戦模様。ここから浦和は得点力を高めて抜け出すことができるか。

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