カタールW杯後、初の国際親善試合でウルグアイと対戦

　日本代表は昨年のカタール・ワールドカップ（W杯）を終えて初の実戦となるウルグアイ代表との国際親善試合を3月24日に国立競技場で行い、0-1のビハインドで前半を終えた。

　日本は森保一監督がカタールW杯から続投。第2次森保ジャパンの初戦は世代交代も意識したものとなり、代表経験の浅い若手選手が増えた。そのなかでも2列目にはW杯でも活躍したMF堂安律、MF鎌田大地、MF三笘薫が並び、最前線にはW杯でドイツから決勝ゴールを奪ったFW浅野拓磨が入った。

　一方、南米の強豪ウルグアイはカタールW杯でグループリーグ敗退。こちらも世代交代の時期に入り、スペインの強豪レアル・マドリードでプレーする24歳のMFフェデリコ・バルベルデをキャプテンに据えた。

　森保監督がポゼッションの質を高めることを目標の1つに挙げていた日本は立ち上がりからボールを握りにかかるが、それほど相手にプレッシャーを与えるような攻撃は見せられず。逆に、ウルグアイに追い込まれるような形でボールを失う場面も散見された。

　それでも前半21分、タッチライン際に幅を取ったDF菅原由勢からゴール前に斜めのスルーパスが出ると、反応した浅野が飛び出してくるGKのニアサイドを抜くシュート。しかし、わずかに外れて先制ゴールのチャンスを逸した。

　両チームともなかなかゴール前まで攻撃を進めていけない展開に。日本は前半33分過ぎにパスワークや背後を狙う動き、クロスを交えた波状攻撃を仕掛けたもののウルグアイの最終ラインに守り切られてしまった。

　逆に同38分、右からのクロスが日本の守備陣に当たってコースが変わったところ、バルベルデが右足をコンパクトにたたんだボレーシュート。これは左ポストを直撃したが、跳ね返りに反応したバルベルデが頭で押し込んでゴール。この試合のウルグアイ初シュートが先制点となり、日本は0-1でハーフタイムを迎えた。