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シュミット、第2次森保ジャパン“正GK”に名乗り 「次は出たい」カタールW杯で出番なし
ウルグアイ戦招集メンバーで最年長、スタメン出場へ意欲
カタール・ワールドカップ(W杯)で2大会連続の16強進出を果たした日本代表が、ようやく再始動する。3月24日のウルグアイ戦に向けた前日練習を行った日本代表のGKシュミット・ダニエルは、「無失点で終わりたい。W杯を踏まえて期待感を持って見に来てくれると思う。そういう人にも魅力的な試合を見せられるように、チームとして良い試合をできれば」と、意気込みを語った。
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カタールW杯では、メンバー入りを果たしたものの出場機会はなかった。今回、GK川島永嗣、GK権田修一が選出外となったなか、シュミットはGKだけではなく、チーム全体を見ても最年長の選手となった。「最年長というのがあるけれど、特にそれは考えないでやっています」というベテラン守護神は、若手が多くなりジェネレーションギャップを感じるようなことはあるかという問いには「そういう話題は避けている」と言い、報道陣を笑わせたが、チームを引っ張る自覚は強そうだ。
「今回、新しく入った選手も多い。W杯を経験した何人かの1人なので、そういう経験を還元することも役割だと思う。どういう形で伝えるかは分からないけど、方法はいろいろある。練習の中で良いムードを作って、良い集団になるためにどうするかはW杯で見てきた。それを今後につなげていけるようにすることが、仕事の1つ。元からそんなにしゃべらないし、そんなに変える必要はない」と、自分のやり方でチームに経験を伝えていく考えを示した。
5選手が初招集で、若手も多い今回の日本代表。長友佑都のような圧倒的なムードメーカーがいないが、シュミットは「雰囲気は良いですよ。声のボリュームは減ったかもしれないけれど(笑)、(宿舎でも)みんなコミュニケーションをとっている。まだ緊張もあると思う」と、問題がないことを強調した。
カタールでは、川島、権田の2人をサポートする役割を受け入れているように見えたシュミットだが、「試合に出たいという気持ちで練習をしているし、良いパフォーマンスをする準備をしているつもり。W杯に行けたことに関して幸せだけど、試合に出られなかったことに満足はしていない。次は出たいという気持ちもあるので頑張りたい」と、第2次森保ジャパンでは正GKを譲るつもりはなさそうだ。
アルゼンチン代表の優勝で終わった大会について「GKが目立った大会だと思う。拮抗した試合の勝負を分けるのはGKの差だと感じた。勝利に貢献できるGKがいるチームが強いと思うので、そうなりたい」と意気込む197センチの守護神を擁す日本は、カタールW杯では実現できなかった失点ゼロの試合をウルグアイ相手に演じることができるだろうか。