インザーギ監督、ダービーの1-1ドローに悔しさあらわ 本田投入も実らず

 

「リードしていたのに残念」

 

 ACミランのフィリッポ・インザーギ監督が23日のミラノダービーの1-1ドローに悔しさを爆発させる一方、今季公式戦でいまだ1得点のFWフェルナンド・トーレスを今後も辛抱強く起用を続ける方針を示した。

「リードしていたのに残念だ、決定機もあったが、勝てなかった。だが、チームは持っているものを全て出した。そして、インテルもいい試合をしていた。互角の試合だった。インテルの攻勢にはそこまでインパクトはなかったが、我々のミスに乗じてゴールを決めた。我々には成長の余地はあるが、気持ち、ハングリーさ、そして、いいプレーも何度かピッチ上で見せることができた」

 指揮官として初めて臨んだダービー戦後、衛星放送「スカイ・イタリア」でこう語った。

 ここまでリーグ4試合連続で勝ち星から遠ざかっていたインザーギ監督はメンバーを変更。開幕から11試合連続で先発してきた日本代表FW本田圭佑をベンチスタートとするなど、インテル戦勝利に向けて動いた。

 前半23分に左サイドを突破したイタリア代表FWステファン・エルシャラウィのクロスを、元フランス代表FWジェレミー・メネズが右足で華麗に合わせるボレー弾で先制。だが、後半15分、インテルMFオビに同点弾を献上した。後半27分、不発の続いているトーレスの代わりに今季チーム最多6得点の本田を投入したが、逆転は叶わず。満員のサン・シーロで勝ち点3を目指したが、痛み分けに終わった。

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