アーセナル冨安は「左SBだと確信」 万能プレーに相次ぐ高評価、英国ファンがコンバート懇願

アーセナルでプレーするDF冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルでプレーするDF冨安健洋【写真:Getty Images】

ELスポルティング戦で途中出場、左SBで好プレー披露

 イングランド1部アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋は不動の定位置だった右サイドバック(SB)だけでなく、今季は左SBで起用される機会が多くなっている。近頃のパフォーマンスから左SBへの完全コンバートを求める声も上がってきているようだ。英メディア「フットボール・ロンドン」が報じている。

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 2022年夏にイタリア1部ボローニャからアーセナルへ移籍した冨安は加入直後から右SBとして起用されてきた。しかし、今季はウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコの負傷離脱期間に左SBに抜擢され、第10節リバプール戦(3-2)ではエジプト代表FWにモハメド・サラーを完璧に抑え込むなど出色のパフォーマンスを見せていた。

 このところは右SBに戻っていたが、現地時間3月9日に行われたポルトガル1部スポルティングとのUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16第1戦では久しぶりに左SBとしてプレー。後半途中からやく30分ほどの出場だったが、好印象を与えていた。

 サポーターの中では冨安が今後も左SBに定着することを望む声が上がっているようだ。記事によれば、スポルティング戦の後にはSNSで「冨安は今季右SBよりも左SBのほうがいい」「昨日の試合を見て冨安は左SBだと確信した。素晴らしい」「冨安は左SBにポジションを変えたほうがいい」といった意見が散見されていたという。

 ミケル・アルテタ監督はかねてから冨安のユーティリティー性や左右両足を使える技術の高さを絶賛しており、複数ポジションでの起用を示唆していた。

 今季はイングランド代表DFベン・ホワイトが右SBに定着しており、さらに同じポジションにスペイン1部バジャドリードの18歳DFイバン・フレスネダという逸材の獲得に動いているとも伝えられている。また、スコットランド代表DFキーラン・ティアニーにニューカッスルなどへの移籍の噂も過熱していることもあり、これらを踏まえれば今後は冨安が左SBとして定着する可能性も十分にありそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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