逸材ベリンガムの英国帰還は時期尚早? 香川、サンチョら…“ブンデス→プレミア移籍”の過去例に独注目

ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガム【写真:ロイター】
ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガム【写真:ロイター】

「今が移籍のタイミングか、それともまだ早すぎるのか?」と考察

 ドイツ1部ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガムは今夏のプレミアリーグ移籍の噂が絶えない人気銘柄となっている。ドイツ紙「デア・ヴェステン」はイングランド代表MFジェイドン・サンチョや日本代表MF香川真司など過去にドルトムントからプレミアリーグへ渡った選手たちを例に「今が移籍のタイミングか、それともまだ早すぎるのか?」と逸材の移籍について報じている。

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 ベリンガムはまだ16歳だった2019年にバーミンガムでプロキャリアをスタートさせ、2020年にドルトムントに引き抜かれた。17歳でイングランド代表デビューを果たしており、19歳となった今ではすでにクラブと代表の両方で主力選手に定着している。

 メガクラブへの移籍の噂は絶えず、今夏の移籍市場では注目の的となりそうだ。移籍金は1億2000万ユーロ(約174億円)とも言われているなか、リバプールやマンチェスター・シティなどプレミアリーグクラブからの関心が盛んに報じられている。

 ベリンガムの母国復帰について「デア・ヴェステン」は「プレミアリーグのトップチームがバーミンガムの宝石を(イングランドに)連れ戻したいと思っている。今が移籍のタイミングか、それともまだ早すぎるのか? ジェイドン・サンチョやクリスティアン・プリシッチ、香川真司のような注意すべき例がある」と過去の例を引き合いに出して報じている。

 名前の挙がった3人はいずれも若くしてドルトムントで大活躍した後にプレミアリーグへ渡った選手たちだ。香川とサンチョはマンチェスター・ユナイテッド、プリシッチはチェルシーへと移籍。しかし、いずれも新天地への適応には時間を要するなど苦戦を強いられた。ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(マンチェスター・シティ)のような“例外”もあるとはいえ、ブンデスリーガからプレミアリーグへのステップアップに苦労する選手が多い傾向があるだけに、そういった観点からもベリンガムの動向に注目が集まっているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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