三笘薫は「素晴らしかったが…」 躍動支えたMFに高評価、アーセナル英雄「嘘はつけない」

ブライトンの日本代表MF三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンの日本代表MF三笘薫【写真:ロイター】

イアン・ライト氏、三笘の活躍を支える“ダイナモ”の働きに注目

 日本代表MF三笘薫の所属するイングランド1部ブライトンは、3月4日のプレミアリーグ第26節ウェストハム戦に4-0で勝利した。三笘はペナルティーキック(PK)を獲得しただけでなく、自らもリーグ戦通算6点目となるゴールを挙げて勝利に貢献。元イングランド代表FWイアン・ライト氏は三笘の活躍を称えつつ、それを支えるダイナモを古巣アーセナルが冬の移籍市場で獲得できなかったことを嘆いた。英メディア「スポーツ・バイブル」が報じている。

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 今冬の移籍市場でアーセナルは、ウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクとエクアドル代表MFモイゼス・カイセドの獲得を目指したが、前者はチェルシーへの移籍を選択し、後者はブライトンに残留することになった。冬の移籍市場ではチェルシーからイタリア代表MFジョルジーニョ、ブライトンからベルギー代表FWレアンドロ・トロサールを獲得したが、“英雄”ライト氏はアーセナルがカイセドを獲得できなかったことを悔やんだ。

「嘘はつけない。彼が(アーセナルに)いたらなと思うね。三笘について触れないといけない。彼はまたも素晴らしかった。だが、その背景にあるのはカイセドだ。移籍とか、いろいろなことが起こったけれどね」と、1月の移籍市場でビッグクラブへ移籍することをSNSで懇願して、試合を欠場することもあったカイセドについて言及した。

「彼がやっていることは、彼が最も得意とすることだ。だからこそ、アーセナルだけでなく、多くのクラブが彼に注目しているのだろう。状況を適切に解析して、どこに行けばボールを奪えるかを知っている。とても良い選手だ。彼は十分な時間と空間のある場所に入り込める。だが、何より印象に残るのは、移籍が実現せずに調子が狂ってもおかしくないのに、これまでの活躍を継続できていることだ。とても嬉しく思うし、幸運を祈るよ」

 ビッグクラブへの移籍を志願していたカイセドだが、ブライトンと新たに1年のオプション付きの4年契約を結んでいる。アーセナルはカイセドの獲得に向けて、冬の移籍市場で総額7000万ポンド(約114億円)のオファーをブライトンに断られたと報じられているが、夏の移籍市場でもカイセドは売却対象外となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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