快勝したELフェネルバフチェ戦後、天才物理学者の名前も出して痛烈な皮肉

　マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、20日に行われたUEFAヨーロッパリーグ（EL）の本拠地フェネルバフチェ戦（4-1）で、2得点と結果を出したフランス代表MFポール・ポグバの、加入時からのパフォーマンスを批判してきたメディアに対して、「アインシュタイン」と天才物理学者の名前を引き合いに出して嫌味を爆発させている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

　ユナイテッドはトルコの強豪に対して、序盤から攻勢を仕掛けた。前半31分にポグバのPKで先制すると、その3分後にはFWマルシアルが再びPKで加点。前半アディショナルタイムには、ポグバが強烈なミドルシュートを決めて前半で勝負を決めた。

　ポグバは今夏に移籍金9200万ポンド（約120億円）でユナイテッドに加入。フットボール史上最高額の移籍金で加入したが、チームはリーグ8節終了時点で7位と期待されたほどの結果を出せていない。ポグバも中盤でのポジションと相棒が定まらず、本領発揮とまではいかなかった。辛辣なイングランドメディアからも批判が出ていたが、モウリーニョ監督は快勝したフェネルバフチェ戦後に嫌味を炸裂させた。

「まずは、君たちの中でここ数カ月間で、“プレミアリーグ最悪の選手”が48時間で“偉大な選手”に成長したわけだ。君たちの誰かを指しているわけではない。私が言いたいのはメディア、特にアインシュタインたちに、だ。我々は彼がとても優秀な選手だと分かっていた。我々は彼のポテンシャルを示す時間が必要なことを知っていた」