ユナイテッドDFの“痛ましい傷跡”に英注目 右足に残された大怪我の代償とは?「本当にクレイジーだ」

充実したシーズンを送っているルーク・ショー【写真:ロイター】
充実したシーズンを送っているルーク・ショー【写真:ロイター】

度重なる負傷を乗り越え今季はハイパフォーマンスを披露

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは現地時間2月23日、UEFAヨーロッパリーグの決勝トーナメント・プレーオフ第2戦でスペイン1部FCバルセロナと対戦する。英紙「デイリー・メール」はスタメンが予想されるイングランド代表DFルーク・ショーの足に残された傷跡に脚光を当て「本当に感動的だ」と注目している。

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 27歳のショーはサウサンプトンの下部組織出身で2012年にプレミアデビューを飾ると、14年に当時の10代の選手としては史上最高となる移籍金でユナイテッドに加入。これまで公式戦242試合に出場し、4ゴール25アシストを記録している。

 今季はリーグ戦20試合に出場しているショーだが、ユナイテッド加入後は怪我に悩まされてきた。2015年9月15日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第1節PSV戦では、DFエクトル・モレノから強烈なタックルを受け、右足を複合骨折する大怪我を負い、約1年間を棒に振ることになった。

 以降も復帰と離脱を繰り返してきたショー。今季はシーズン序盤の数試合を欠場したが、エリック・テン・ハフ監督の下、センターバック(CB)でもプレーするなど、チームにとって欠かせない存在になっている。

 そんななか、英紙「ザ・サン」ではショーに対して「多くの疑惑の声を黙らせることに成功した」と、今季のパフォーマンスについて言及。そして、「酷い怪我から復帰し、現在最高のLB(レフトバック)になれたことが、本当に感動的だ」と、大怪我から立ち直り、本来の姿を取り戻したイングランド代表DFを称賛した。

 また同紙では、英国ファンのコメントを紹介。「血まみれの戦士」「本当にクレイジーだ」「決して後には引かない」「並外れている」など、ショーを称えるコメントが多く届いており、足に刻まれた傷跡に注目が集まっていた。

 ユナイテッドは2023年に入りわずか1敗と好調を維持。FWマーカス・ラッシュフォードやコンディション不良から復帰したMFジェイドン・サンチョらが攻撃を牽引するなかショーもDFとして際立ったプレーを披露。ELバルセロナ戦、27日にはカラバオ・カップ決勝のニューカッスル戦が控えており、そのパフォーマンスに期待が高まっている。

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