名将ペップ、CLでの苦戦告白「昔はもっと…」 欧州最高峰の“難易度アップ”指摘

シティはライプツィヒに1-1で引き分け【写真:ロイター】
シティはライプツィヒに1-1で引き分け【写真:ロイター】

敵地ライプツィヒ戦でドロー、戦いぶりへの批判的見解に反論

 イングランド1部マンチェスター・シティは、現地時間2月22日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第1戦でドイツ1部RBライプツィヒと1-1で引き分けた。下馬評では優位と見られたなかでの結果を受け、ジョゼップ・グアルディオラ監督はCLで勝つ難しさを語った。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が伝えている。

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 2007年にスペイン1部FCバルセロナの監督に就任して、監督業をスタートさせたグアルディオラ監督は、これまで率いたバルセロナをCL優勝に導いた。しかし、2016年から率いているシティでは、欧州の頂点に立つことができていない。

 プレミア王者として臨む今シーズンのCL前には、ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドを獲得するなど、戦力面での強化も続けられている。しかし、ライプツィヒ戦の引き分けを受け、元シティのイングランド代表DFダニー・ミルズ氏は、チームへの批判を展開した。

「今のシティは、試合を終わらせることができない。過去5年、私たちが見てきたシティは、2-0、3-0、4-0、5-0という試合をしていた。センセーショナルな数のゴールを挙げてきた。今の彼らは以前のように相手を圧倒できなくなった。ペップは、そこに目を向けないといけない」

 しかし、こうした批判に対してグアルディオラ監督は「これはCLであり、ビッグクラブでもヨーロッパリーグに回る時代だ。要求は高くなっている。昔はもっと簡単だった。でも、今はどのチームもとても強く、良い監督の下でとても準備ができている」と言い、さらにこう続けた。

「私の期待は、そこまで高くない。ここにきて4-0で勝利できるなどと考えていなかった。1秒たりともね。私たちがプレーした試合は、コントロールが必要だった。2試合にわたって180分間でプレーされる。だから、ここで3-4で敗れることは望んでいなかった。マンチェスターでの試合は、よりオープンになるだろう」

 さらに英スポーツ専門局「BTスポーツ」に対しても「私は前半だけでなく、試合を通じて満足している。何を期待していた? ここで親善試合をプレーすることか? あなたはRBライプツィヒの試合を何試合見た? ここに来て私たちが5-0で勝つことを期待していたのか? それは現実的ではない。強豪チームがグループステージで敗退している難しい大会だ。私たちはそれを知っている。そして10日間で4試合目の試合だった。それもすべてアウェーゲームだ。私たちは良いチームで、たくさん、たくさん良いことをしてきた。私たちはこれを続けていく。もし、私たちが4-0で勝つことを期待していたら、申し訳ないが、それはできないことだ」と、付け加えている。

 今シーズンのCL制覇の本命にも挙げられているシティだが、グアルディオラ監督の下、悲願のタイトルを獲得できるだろうか。

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