フランクフルト長谷部、CLナポリ戦でスタメン抜擢? 現地見解「経験ではチャンピオン」

フランクフルトの長谷部誠【写真:Getty Images】
フランクフルトの長谷部誠【写真:Getty Images】

ブレーメン戦はベンチで見守るも重要な一戦でスタメン復帰か

 ドイツ1部フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は、39歳ながら今季も第一線で戦っている。現地時間2月18日のブンデスリーガ第21節ブレーメン戦(2-0)はベンチで見守ったベテランは来たるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16第1戦、イタリア1部ナポリとの対戦でスタメン復帰する可能性が出ているようだ。

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 長谷部は今季、昨年10月の膝の内側側副靭帯を損傷した怪我で離脱していた時期もあったがここまで公式戦13試合に出場。チームを“整える”ベテランとして、バイエルン・ミュンヘン戦(1-1/第18節)など重要な試合での起用もあり、オリバー・グラスナー監督の信頼も厚い。

 ブレーメン戦はベンチから試合を見守った長谷部だが、21日に控えるナポリとのCLラウンド16第1戦で先発復帰する見立てをドイツ紙「ビルト」が報じている。

 記事では前節ブレーメン戦の勝利で「グラスナー監督は、特に守備を賞賛した。ゴール工場ナポリとの決戦に自信満々で臨む」と伝えたうえで「未解決なのは、フランクフルトの3人制ディフェンスにおける真ん中の男の役割だけだ」とセンターバック(CB)中央ポジションを争う長谷部とクロアチア代表MFクリスティヤン・ヤキッチの名前を挙げた。

「監督はリベロの長谷部誠に信頼を置いている。クリスティヤン・ヤキッチはベンチに戻らざるを得ないだろう。長谷部はリーグ最年長のプロは、もはやデュエルで最速でもなく、最強でもない。しかし、経験ではチャンピオンである」と長谷部の熟練されたプレーの必要性を説いている。

 また、グラスナー監督は「とても嬉しいことです。なぜなら、私は全員が良い状態にある選手の中から選ばなければならないからです。それは僕にとって重要なことだ」とポジションを争う2人について喜びを露わにした。

 記事は最後に「ヤキッチはブレーメン戦において、ハードで安定した守備を見せた。しかし、前方でプレーするときは、長谷部の方がより良い判断を下す。彼のパスはカミソリのように鋭いこともある」と攻撃面において長谷部の能力の高さが有効になるだろうと考察している。

 セリエAで首位を回想するナポリ相手に、グラスナー監督はどちらを送り出す決断をするのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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