「彼が18歳の時から注目していたよ」 あの“伝説のFKキッカー”が見抜いた若き才能

元ブラジル代表MFペルナンブカーノは共闘したピアニッチに当時から注目

 プロキャリアにおいて直接フリーキックで75ゴールを挙げた伝説的なキッカーである、元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノが「18歳の時から注目していた選手がいる」と明かしている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。

 その存在は、ユベントスのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチだという。かつてリヨンで7連覇に貢献したジュニーニョは、リヨンでのラストシーズンとなった2008-09シーズンに、当時18歳のピアニッチと1シーズンだけ共闘していた。今や世界屈指のプレースキッカーと言われるピアニッチは、若くして才能の片鱗を見せていた。

「彼が18歳の時から注目していたよ。その年齢にして見せていたものは、明らかにヨーロッパでトップクラスになれる才能の持ち主だったからね。彼はセカンドトップでも、“10番”でも、中盤の一員でもプレーできる能力があるね。だからこそ、彼がユベントスでプレーするチャンスを得ていることには驚かないな」

 伝説のキッカーはこう語った。ジュニーニョ自身はリヨン時代に「違う方向に二度曲がる」とまで言われた無回転フリーキックが武器だった。2006年ドイツ・ワールドカップではブラジル代表メンバーの一員として日本代表と対戦し、流れのなかからながら強烈な無回転ミドルを披露。飛びついたGK川口能活の手の寸前で急降下する衝撃的な軌道でゴールを奪っていた。

 ピアニッチは今季からユベントスに加入し、早くも中心選手としての地位を確立している。伝説のキッカーが見抜いた非凡な才能の持ち主は、順調な成長を遂げているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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