チェルシーの選手獲得は「リバプールにとって悪いニュース」 プレミア史上“最高額移籍”の影響に英注目

エンソ・フェルナンデスの移籍がベリンガムの移籍金に影響?【写真:Getty Images & ロイター】
エンソ・フェルナンデスの移籍がベリンガムの移籍金に影響?【写真:Getty Images & ロイター】

チェルシーがエンソ・フェルナンデスを約170億円で獲得

 イングランド1部チェルシーは今冬の移籍市場で積極的な補強を展開。最終日にはポルトガル1部ベンフィカからアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスの引き抜きに、英国史上最高最高額を更新する1億700万ポンド(約170億円)を投じた。

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 フェルナンデスはカタール・ワールドカップ(W杯)を制したアルゼンチン代表の一員で、大会の最優秀若手選手賞を獲得した実力者。プレミアリーグはこれが初挑戦となるが、8年半という長期契約期間からも期待の大きさが窺える。それにしても、移籍金の高さは目を引くものがある。

 英ラジオ局「talkSPORT」は、「チェルシーが英国記録でエンソ・フェルナンデスを獲得したのはリバプールにとってバッドニュースだ」と今回の移籍を伝えている。イングランド代表MFジュード・ベリンガム(ドルトムント)を狙うリバプールにとっては、この移籍金の高騰が大きな誤算になる可能性があるようだ。同ラジオの番組「White and Jordan」でホストを務めるサイモン・ジョーダン氏は次のように語っている。

「ドルトムントはリバプールが置かれた状況をよく理解していて、手をこすり合わせているだろうね。もしリバプールが資金を用意できれば、彼(ベリンガム)の移籍先として興味深い場所だと思う。彼ならクラブの再生を助けることができる。ユルゲン・クロップ監督の下でプレーする彼を見てみたいと思う。だが、フットボーラーにつけられた途方もない値段のせいで私はこの話をしたくなくなっている。エンソ・フェルナンデスが1億500万ポンドなら、ベリンガムは1億2500万ポンド(約200億円)から1億5000万ポンド(約240億円)の領域に達するだろう」

 ベリンガムはリバプールのユルゲン・クロップ監督が獲得を熱望しているといわれ、レアル・マドリードなどメガクラブとの争奪戦も予想される超逸材。フェルナンデスで1億ポンドを越える移籍金を記録したこの状況で、19歳にしてドルトムントとイングランド代表の両方で主軸を担うベリンガムの移籍金はどこまで跳ね上がっていくのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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