ベルギー1部STVV、大王わさび農場とネーミングライツスポンサー契約締結 スタジアム名が「大王わさびスタイエンスタジアム」へ

CEOを務める立石敬之氏【写真:(C) STVV】
CEOを務める立石敬之氏【写真:(C) STVV】

本拠地スタジアムへの命名権導入、2月4日のコルトレイク戦より変更予定

 ベルギー1部シント=トロイデンは2月2日、長野県のわさび農場企業である株式会社大王(大王わさび農場)と「ネーミングライツスポンサー契約」を締結したことを発表。スタジアム名もこれに伴って変更されるという。

 創業108年の歴史を持つ大王わさび農場は、長野県安曇野市に本社を置く日本企業。99年のクラブ史上において、本拠地スタジアムにおける命名権の導入は本件が初となる。また、ベルギーリーグのスタジアム命名権を獲得する最初の日本企業となった。

 スタジアム新名称は「Daio Wasabi Stayen Stadium(ダイオー・ワサビ・スタイエン・スタジアム)」となり、2023年2月4日のリーグ戦第24節コルトレイク戦より公式名称として使用を予定。これと併せて、大王わさび農場はプラチナスポンサーとして、トレーニングウェアにもロゴを掲出するという。

 株式会社大王の公式コメントは以下のとおり。

「この度のパートナーシップ契約及び命名権の取得に至った事、当社とその関係者は大変嬉しく思っております。契約締結に関わった全ての方々に御礼を申し上げます。当社は過去100年以上日本の食文化を表現する際に用いられるワサビを軸に、地域の方々と共に歩んで来ました。今回のご縁を大切に、シント=トロイデンVV様の哲学とも協調し、世界の方々との文化相互理解に邁進させて頂きたいと考えております」

 シント=トロイデンCEO(最高経営責任者)立石敬之氏のコメントは以下のとおり。

「この度、大王わさび農場様とスタジアム命名権に関する契約を結ぶことができ、嬉しく思っています。私たちのホームスタジアムは、多機能スタジアムとして商業施設やホテルが兼ね添えてあり、ベルギー国内では近代的なスタジアムとして認知されております。2017年のDMM.comの買収以来、多くの日系スポンサーの皆さまと共にSTVVを運営してまいりましたが、今回はスタジアムのネーミングライツスポンサーとして、チケットへの表記、テレビ、各メディアで『大王わさびスタイエンスタジアム』と呼称されることとなります。

 STVV理念の『ここから、世界へ』の中には、日本食を欧州で広めることも一部に入っており、これまでも日本産食材を欧州各地で広げる活動を行ってまいりました。今回は、STVVが行ってきた活動と大王わさび農場様とのビジョンに親和性があったので、契約締結に至りました。これからもホームスタジアムでホームに強いSTVVと言われるように1試合でも多くホームで勝利をあげられるように頑張っていきたいと思います」

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