中村俊輔にスパイクもらう瞬間を「トミは見ていた」 アーセナルDFが語った冨安健洋との交流
元セルティック戦士のティアニー、チームメイト冨安とのエピソード明かす
イングランド1部アーセナルに所属するスコットランド代表DFキーラン・ティアニーは、スコットランド1部セルティックの下部組織からトップチームに昇格した。その後、アーセナルへ移籍したが、今もセルティックへの思いは変わっていないという。そして、チームメイトの日本代表DF冨安健洋も、セルティックファンにしようと試みていると、英紙「ザ・サン」が報じている。
現在のセルティックは、前横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督が指揮。日本代表FW古橋亨梧をはじめ、現在では6人の日本人選手がプレーしている。そんな古巣を、ティアニーは今も熱心に応援しているという。
2019年8月からアーセナルでプレーしている左サイドバックは、「僕はトミ(冨安)とたくさん話をしているよ」と、冨安からセルティックに加入した日本人選手の情報を集めているという。
「日本から来た選手たちについて、僕はあまり知らなかった。先月加入した2人(小林友希、岩田智輝)についても、それは同じだ。Jリーグを見ないから、トミに情報と彼が彼らについてどう考えているかを教えてもらっている。前田大然は、トミとともにカタール・ワールドカップ(W杯)にも日本代表として出場していた。トミは、(セルティックが)契約した選手たち全員に対して、とてもポジティブで、そう聞けて嬉しい」
そして、冨安についても、「彼自身も素晴らしい選手であり、チームメイトだ。そして良い仲間だよ。僕は常にトミと話をしていて、アーセナルの練習場にいる時にセルティックの試合があれば、彼と一緒に座って試合を見ているよ」と言い、「トミをセルティックファンにしようと試みているんだ!」と、明かした。
ティアニーは、セルティックの下部組織時代に元日本代表MF中村俊輔にスパイクをもらったことが日本でも知られている。その時の動画を冨安も見ていたという。
「おかしな話なんだけど、僕が子供でセルティックにいた頃、トミは中村俊輔にスパイクをもらった映像を見ていたんだ。彼はそのことに昔から気付いていた。中村は子供の頃のトミにとってヒーローの1人だったんだ。それは世界中にいる多くの日本人選手と同じことだけどね」
現在プレミアリーグで首位に立っているアーセナルだが、2人はスコティッシュ・プレミアシップで首位に立つセルティックの状況に満足しているはずだ。セルティックも22試合を終えて、後続とは勝ち点「9」差で首位に立っており、その戦いぶりを刺激に2人はプレミアシップのタイトルをもたらすべく奮闘する。