AZ菅原由勢は「本当に調子がいい」 1得点2アシストの活躍を指揮官&現地紙も絶賛「攻撃を完成させた」
3ゴールに絡む活躍でマン・オブ・ザ・マッチに選出
オランダ1部AZは現地時間1月25日、リーグ第18節でゴー・アヘッド・イーグルスと対戦。4-1で勝利したなか、日本代表DF菅原由勢が1ゴール2アシストの活躍で勝利に貢献した。AZのパスカル・ヤンセン監督は「本当に調子がいい」と、菅原のプレーに満足しているようだ。オランダ紙「デ・テレグラフ」が紹介している。
現在22歳の菅原は、2018年に名古屋グランパスでJ1デビューを飾ると、19年にAZへ期限付き移籍。20年には日本代表に選出され、代表デビューを果たすなど、今後が期待されるサイドバック(SB)の1人だ。
そんな菅原はイーグルス戦に右SBでスタメン出場すると、前半38分に右サイドのクロスから先制ゴールをアシスト。後半22分にも菅原のクロスにFWジョルジェ・ミハイロビッチがダイビングヘッドで合わせてゴールネットを揺らし、2アシストを記録した。
さらに同41分には、相手陣内のペナルティーエリア(PA)まで攻撃参加を試みると、PA手前でボールを受け、ワントラップから右足を一閃。狙いすましたコントロールショットはファーサイドに吸い込まれ、これが今季4ゴール目となった。
その後菅原は、同アディショナルタイムにペナルティーキック(PK)を与え、得点を奪われてしまうも、チームはさらに追加点を奪取。4-1でAZが勝利している。
そんななか、オランダ紙「デ・テレグラフ」ではヤンセン監督のコメントを紹介。アシスト数でもリーグ4位(6アシスト)に浮上した日本人DFを称えた。
「菅原由勢は本当に調子がいい。素晴らしいゴールを決め、2ゴールを用意した。それを見ることができて良かった」
また、オランダ紙「AD」では「菅原がAZをイーグルスに快勝させる」と、菅原のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)の選出を伝えると、「AZらしい攻撃を完成させた」と菅原がアシストをした先制ゴールを絶賛。オランダ国内では菅原がチームの主力選手であることを認めているようだ。
PKを献上し、失点に絡むも攻撃面で存在感を示した菅原。森保一監督が続投となる日本代表に定着すべく、オランダの地で確かな成長を刻んでいる。